スーパーサイズ・ミー 通常版 [DVD]
クロックワークス (2006-06-23)
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マクドナルドというハンバーガーチェーンをご存知でしょうか?世界的な国民食と言っても過言ではありません。1971年に銀座に第一号店が開店し、その後は破竹の勢いで成長してきました。日本の国民食といっても過言ではありません。ポテトにハンバーガー、ナゲット、シェイク、誰もが一度は食した事があるだろう。僕も1ヶ月に何度かはマクドナルドで食事をする事があります。お気に入りは「チキンナゲット」。人によって毎日のようにマクドナルドで食事をしている方もいるかもしれませんね。では、実際問題、毎日、マクドナルドで食事をしたらどうなるのか?そんな無謀な挑戦をした映画が「スーパーサイズミー」です。

1ヶ月間3食すべての食事をマクドナルドで済ませる。
課した条件は4つ。

1.聞かれたら全てスーパーサイズにする。
2.マックのものしか食べちゃいけない。
3.何度か食べてマックの全てのメニューを制覇する。
4.3食必ず食べる。

●1ヶ月間3食全て、「マクドナルド」で食事をしたらどうなる? 〜スーパーサイズミー〜
1日目
1日目、初日に選んだのはビックマック。通常通りに、美味しく頂きます。マクドナルドは悪なのか?一般人の意見を参考にインタビュー。「行かなければいい」「マックの悪いところは子どもまで誘惑している点だ。ハッピーセットを開発して魅力的なおもちゃを付けている。」
2日目
ダブルクォーターパウンダーを注文。勿論、スーパーサイズ。5分後、スーパーサイズの大きさに圧倒。10分後、お腹がマック腹。そのボリュームに圧倒される。15分後。限界に到達。しばしの休憩…。22分後。まだ食べ終わらない…。お腹はマックでいっぱい。マック腹にマック汗など、口がマックを受け入れられない状況に。結果、食べたものを全て吐いてしまう。
3日目
朝から胃の調子が悪い。ペニスの辺りに違和感。
4日目
辛いのは最初の3日間だと割り切り、無理やりにでもマックを食べる。「マックに子どもたちをつれてゆく。楽しい思い出を経験する事で、将来、マックを食べるようになる。刷り込みだね。」
5日目
チーズバーガーセットをスーパーサイズで注文。成人に必要な2500キロカロリーに対して、マクドナルド生活を始めてから5000キロカロリーを摂取していると医師に告げられる。体重は5日目にして元の体重から5%増加。
6日目
マクドナルド生活始めてのナゲット。胸が押される感じ、圧迫感がある。
8日目
フィレオフィッシュを食す。
9日目
ダブルクウォーターパウンダーをバリューセットで注文。マック生活は苦じゃない。食べるとまた食べたくなる不思議な食べ物。9間で全てのメニューを制覇。マックのメニューに飽きが出始める。
10日目
サラダに違和感を覚える。マックはメニューの成分表をネットで公開しているが、アメリカ人の半分がネットが使えない。店舗に成分表示が無い事に不信感を抱く。人々に自己判断で迫るのは億劫。そもそも情報が開示されていない。必要摂取カロリーの倍のカロリーを摂取している。10日間で体重が7.5キロも増加。
16日目
ベーコンとチーズのマックグリドルを注文。大量のカフェインを摂取したせいか、興奮状態が続く。そうかと思うと、カフェインが抜け疲れきって眠ってしまう。目玉の後ろに頭痛。
18日目
ビタミンが必要量の50%以下。大量の炭水化物をとっていて、それが全て精製炭水化物。バーガーのハンズなどが原因。マクドナルドの中で糖分が無いメニューは以下5つ「ダイエットコーラ」「ポテト」「ナゲット」「ソーセージ」「ハッシュドポテト」他はサラダでさえ糖分を含んでいる。体重が1キロ減。これは筋肉の量が減って脂肪が増えたためだと言える。脂肪やコレステロールに異常発生。何らかの病気の恐れあり。マクドナルドは週1回訪れる客をヘビーユーザーだと認定している。全米の栄養士にアンケート。マクドナルドはどの位の頻度で訪れるのが妥当ですか?解答は大半が月1回もしくは2回。大半が1度も行かない事を推奨している。
21日目
息苦しくて目が覚めた。呼吸がすごく苦しくなっている。心臓がドキドキして変。尿酸値が上昇。高尿酸結晶との診断。通風を起こす危険性がある。体の機能が低下。医師に実験を止められるように薦められる。
25日目
特に変化なし。
26日目
シェイクが品切れ。
27日目
栄養士が1年間に食べてもいい摂取カロリーの8倍ものカロリーを摂取した計算になる。
29日目
階段を上るのがきつくなってくる。階段を上る前にバテそう。
30日目
最後のマックの晩餐。体重が実験開始時の84.3キロから95.3キロに増加。体脂肪率が11%から18%に…。心臓病を起こす確率が2倍。心不全を起こす確率も2倍になった。1ヶ月の実験で13キロの砂糖を摂取した計算になる。その上、5キロの脂肪をとった。

いかがでしょうか?怖い、妥当?どんな意見を持ったのでしょうか。
この作品の本来の目的は肥満大国アメリカにおけるファーストフードについての契合です。映画終盤、スーパーサイズを廃止したらいいのてはないか?と提案されている。アメリカで1.2リットルのコーラが入るスーパーサイズがあるそうだ。その代表的な存在がマクドナルドだった。この映画ではアメリカにおける肥満の問題を監督自ら実践したある種のドキュメンタリーだ。フード版の「シッコ」といってもいい。マクドナルドのメニューは実際に美味い。僕はチキンナゲットとシェイクが大好きです。でも食べすぎは禁物、美味しいからといって体に無害であるとは限りません。

何事も節度が大切ですね。気になった方は是非、本編をご覧ください。
(※YouTubeに本編まるまる公開されていましたので、そちらをご覧になってもいいかもしれませんね。)