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ドラゴンクエストと言えば、もはや日本を代表するゲームタイトルだ。堀井雄二が中身を考え、すぎやまこういちが音楽を付け、鳥山明がキャラクターを描く。いったい何人があのゲームに時間を奪われた事だろう。さて話は変わるが、このゲームで一番有名なアイテムと言えば、何だろう?武器、防具、色々なアイテムが浮かび上がるが、一番有名な道具と言えば主人公を回復させる「やくそう」だろう。後半ではベホイミなどの覚えるので使う頻度は減るが、序盤ではかなり活躍する。

ドラクエは道具の保有数に限度があるので、やくそうは道具屋に売るか…その場で処分するしかなくなる。そこで、ふと思った事だが、「ドラクエの道具屋に大量に売った「やくそう」の行方」はどうなるのか?という事だ。本エントリーでは、そんなドラクエの裏側について考察してみょうと思います。

●ドラクエの王様が権力を握っている本当の理由。〜ドラクエから考える経済〜

ドラクエにおける道具は町の商人が運営する「道具屋」という場所で売買される。
序盤では「やくそう」を大量に買う必要がある。道具屋にとっては良き商売相手だと思われる。そう考えると、序盤における道具屋の一番の収入源は「やくそう」という事になる。ここで考えておきたいのが、道具屋がやくそうをどんなルートで仕入れているか?という事だろう。お花の場合は市場にルートがある。大体売値の4割ほどの原価で入れるのが妥当らしい。ドラクエの世界で言えば、例え修任蓮道具屋の「やくそう」の価格は8Gだ。原価が3.2Gだとすれば利益率は6割程度となる。

ちなみに「やくそう」の売値は4Gとなっていてそのまま転売すれば利益率は約6割になる。結構、美味しい商売のように思える。仮に、序盤の道具屋を通る勇者候補が修離愁侫箸稜笋蠑紊横苅械極本と考えると、単純に436万人が「やくそう」を買ってくれるので、「やくそう」だけで3480万Gの売り上げになる。10個買ってくれれば1ヶ月に3億4800万Gの売り上げです。ここで疑問に思う事は、道具屋にライバルはいるのか?という点です。どの町にも道具屋は1個しかありません。

ここで考えられるのが、道具屋は王様からの許認可(あるいはライセンス制)になっていると考えられます。

これは「東京ディズニーランド」などを運営するオリエンタルランドと米ディズニーとの契約が参考になると思われます。

オリエンタルランドは米ディズニーに対して、ミッキーなどのキャラクターを利用する見返りに、約売り上げの7%程度のロイヤリティを払っている。正確な数字は分からないが、およそ約221億円ほどを払っていると言われている。ドラクエの世界でも町で道具を販売する事業者に対しては10%ほどのロイヤリティが支払われている可能性がある。道具屋では「やくそう」以外にも「聖水」など様々な道具を販売している。おおよその値だが年間で売り上げ50億Gは硬いのではないだろうか?

ただ、ここにも裏話があって、ユニクロのような製造小売(SPA)なのかにもよる。製造小売とは簡単に説明すれば、自社で企画・生産・販売を行う事です。中間マージンを省くことで利益率を高める事ができる。直近のユニクロの営業利益率は約15%。つまり、総売り上げの15%が利益という計算になります。

ドラクエの道具屋も地方に巨大な「やくそう畑」を持っていると仮定するなら、50億Gの15%は約7.5億Gという計算になる。ドラクエには数個の町が存在する事を考えると、ドラクエに登場する道具屋の総収入は500億Gはくだらないと思う。その10%つまり50億Gが王様の元にロイヤリティとして入ってくる。これは凄い事だ。人件費や光熱費などを含めれば、利益率15%でもロイヤリティを払えば、殆ど利益がでない計算になる。

売り上げ

(※あくまでイメージです。)

他にも「武器屋」「防具屋」「宿屋」などから10%のロイヤリティをとっていると考えると、年間の収入は100億Gはくだらないだろう。あれだけ立派にお城に住み、国民を支配する背景には、このような裏話があったのだ。

魔王が世界を牛耳る裏では、王様が絶対的な権力で資金を吸い上げるシステムがあったのだ。ドラクエという作品は勇者が魔王を倒すゲームではなく、王様の権力を守るための戦いなのだ。どちらが魔王か分からないね。(笑)