NHKの「テレビのミライ」という番組の調査において、無くなって困るもの第1位は「スマホ」2位が「パソコン」だそうです。最近はテレビ離れという言葉を聞きます。テレビを見ない、テレビが家にないという若者も増えていると聞きます。スマホがあればメールは勿論、ネットやソシャゲ、そして無料アプリの「LINE」といったツールがれば情報収集や交流に事欠くことはありません。僕は根っからのテレビっ子なのでテレビが無いと困るのです。新聞も読み見ますし夜のニュースも見ます。ただネットからも情報を得ている。新聞とテレビがほぼ100%のうちの親父とは違うと思います。そういう意味で現代人です。ただ最近、「ネットって面白いよね」と改めて思うようになりました。それは肯定的でも否定的な意味でもありません。つまりは、こうい事です。
ネットで流れる殆どの情報が旧来メディアが1次ソースだよね。
例えば、ネットユーザーが一番信頼する情報源である「ヤフーニュース(トピックス)」は自社でニュースを取材しているわけではなく、新聞のネットサイトなどの再編集です。芸能関連にしても出所を探れば「フライデー」や「フラッシュ」だったりします。「痛いニュース」や2ちゃんねるのまとめサイトにしても、コメントはネット独自のものですが、1次ソースは新聞だったりします。テレビを見ない若者だって、YouTubeでテレビ番組の動画を観ていたり音楽番組の歌唱映像を観ていたりします。ニコニコ動画だって結局は、発売されている楽曲の音源を使って「歌ってみた」「踊ってみた」といった事しているわけです。100%自作で楽曲を作成しているのは稀です。

結局、ネットの情報というのは、
ネットの情報は新聞やテレビ、本を見ていれば大体は分かる
という事ではないでしょうか?

よく、ネットの情報は有益だ。という声を聞きます。しかし、ネットの情報は玉石混交で圧倒的に「石」の方が多いです。本やテレビはある程度の校正が入っていたり、書店で多くのライバルたちと切磋琢磨しています。旧来メディアが必ずしも正義とはいいませんが、真っ向から全否定するのは違うと思います。つまり、ネットによって有益な情報が増えたというのは僕の中では懐疑的です。ネットの功績が何かと言えば、有益な情報が増えたというよりも、
有料で売られていたものが無料になった。
という事だと思います。

ある意味でネットの情報を集約している言葉だと思います。勿論、ネットには有益な情報や鋭い考察も沢山あります。ただ、それを探すのが圧倒的に大変です。やっぱり金を払わなくていいというものは、それなりだと思います。よく、テレビ無料だから低俗だ。という話を聞きます。しかし、ネットだって広告収入で成り立っているという点で同じです。ネットの情報。とくにTwitterやFacebookには興味深いコメントが沢山あります。しかし、無料である以上、過度な期待は禁物です。その辺が魅力と言えば魅力ですが…。

そろそろネットの情報にお金を払う時代が来ても良いのでは?と思ったりもします。