VHSのテープ
VHSのテープ / Sekikos


最近、町中でよく見かける「古いビデオテープをDVDに変換しますよ」というサービス。ドラックストアなどでも見かけますね。機械に不慣れなお年寄りにとって、懐かしいテープをDVDに変換してくれる。というのは魅力なのでしょう。ただ、はっきり言いますが「このサービスは利用しない方がいい」という事です。完全にぼったくりですし、頼んだら後悔します。

●1.まず価格がありえないくらい高い。


大体、DVD変換相場として1本1,000円というものがあります。
正直に言って完全なぼったくりです。ビデオテープとDVDレコーダーを繋いでボタンを押すだけで1本1,000円なんてあり得ません。10本で1万円、100本で10万円なんて、お年寄りからお金を巻き上げているとしか思えません。それだったら、ヤフオクで中古のDVDとビデオデッキが一体化しているのを買えば、DVDの1枚10円ほどのコストで可能です。最近では、ジャパネットたかたで2万円くらいで一体型のデッキが買えるので、20本以上のダビングが必要な方はそちらを買った方が安いです。そもそも時間に余裕があるならそっちの方がよっぽどいいです。

●2.そもそもビデオテープは大画面で観られるように作られていない。


これは僕自身がビデオテープを大量にダビングして知った事ですが、そもそもビデオテープは大画面適応の画質ではありません。標準(この言い方が懐かしい)ならまだしも、3倍モードなんて観るのも辛いです。それに拍車をかけて、テレビの大画面化という問題があります。例えば、最近はブルーレイが普及していますが、あれは画質が上がったというよりも、大画面で奇麗に観るために最適化された、といっても過言ではありません。

僕の自宅は40インチの液晶テレビですが、地デジですら間近で観ればザラザラします。
先日、溜まっていたDVDのラベル貼りをしてましたが、その低画質に驚きました。

もしDVDが本当に観たいのであれば、ブラウン管で見る事をお勧めします。
本当に家族の思いでがあるとか、お金に余裕があって自分でするのが面倒。という方にはおすすめしますが、奇麗に観れない事は言っておきます。特に、3倍モードは酷いですよ。

追記

色々とコメントを頂きましたが、僕はダビングを全否定するわけではなく、お金に余裕があって思い出(例えば、運動会とか)があれば使えばいいと言っています。ただ、大画面で観るには画質的に厳しいと言っているのです。もし時間があれば、ビデオテープの3倍録画したものを大型のテレビで観る事をオススメします。コメントに(ブラウン菅テレビがない)的な事を貰いましたが、もしなければ小型(32インチ以下)で観た方がいいと思います。