この本は凄い。なんてったって、あのマクドナルドの原田泳幸さんが書いた本だから。でも本当に凄いのは本書の構成だ。普通にカリスマ経営者として経営論を綴れば、それだけで売れる。でも本書の大半は原田さんが熱心に行っている、「トライアスロン」「マラソン」について綴られている。トライアスロンで完走するためには、どんな方法が良いのか。マラソンで好成績を出すためには、どのようなタイムスケージュールを組む必要があるのか。勿論、マラソンは最後に少しだけ触れられている経営論の伏線かもしれないが、正直、マラソンの極意であればQちゃんを育てた小出監督が書いた方が100倍良い。それはそれで売れると思うけどね、今はマラソンブームだし、、。



自分の評判を気にすると成長できなくなる。
経営者の仕事は後継者の育成だ。
次の成長には、目の前の美味しいものを捨てる必要がある。


といった事がビジネス面では綴れている。

あとがきのインタビューも参考にはなるが、この本を総称するなら、スポーツでする努力や思考がビジネスにも役に立つという事だろう。僕は普段、まったく運動をしないので何とも言えないが、今マラソンに挑戦しているビジネスマンは参考になるだろう。原田さんがやっているドラムもそうだが、ストイックはなく、体の向くままに行動する事が必要なのかもしれない。勿論、そこには戦略もある。必ずしもストイックに追い込む事が良いとは限らないと思う。