ジャンプコミックス 無料お試しキャンペーン

どうも、@まめタンクです。

僕は基本的にコミック派ですが、月曜日のジャンプ発売日にはコンビニで立ち読みします。(安いんだから買えという話ですが、、)「こち亀」「ONE PIECE」「NARUTO」まぁ好みにはよりますが、好きな作品があると思います。最近はジャンプも買わないし、買うのは「ONE PIECE」くらいかな?という人も多いと思いますが、現在少年ジャンプでポスト「ONE PIECE」を狙うマンガとして「黒子のバスケ」「暗殺教室」という2作品が人気です。

今回、その2作品がAmazonのKindleストアで「暗殺教室」の第一巻と、「黒子のバスケ」の第五巻までが期間限定で無料配信されています。これはお得というか、破格的でしょう。まだ未読な方も既に途中まで読んでいる方も人気に乗るなら「今でしょ!」(年末迫ってかなり陳腐化しているけど、、)。

暗殺教室



落ちこぼれ組・3年E組にマッハ20で空を飛び、月の7割を破壊する謎の「生物殺せんせー」が表れる「来年3月までに自分を殺せなければ地球を破壊する」と宣言し、何故かそのクラスの担任になってしまった。殺した報酬として100億円が貰える条件が提示される中で、「殺せんせーの存在を明かしてはならない。」、「殺せんせーは、生徒に危害を加えてはならない」といった条件の元で毎回、生徒と教師が殺し合うという話だけ聞けば結構「デスノート」的なマンガですが、一見シリアスなマンガかと思いきや、読後は爽やかな印象を受けるマンガです。

最新巻で、6巻まで出てます。

黒子のバスケ



ポスト「スラムダンク」を狙え?「キセキの世代」と呼ばれる6人目の天才的なバスケ選手が活躍するマンガ。男子よりも女子に人気があるらしい。そういえば、「スラムダンク」も結構女子が好きだったりする。イメージとしては、「テニスの王子様」的なイメージかもしれない。最近のジャンプは女子が読んでいるとか、どこかで聞いた事があるけど、キャラゼザに納得できれば面白い。

最新刊で24巻まで出てます。

●少年ジャンプの新しいアンケートシステム

まぁマンガは好みがあるので気軽に読んでくれれば良いと思います。僕が好きでも嫌いだったり、僕が嫌いでも好きだったりするで。で、今回の試みで一番興味深い点は条件として書かれた、この一文です。

ダウンロードされたタイトルは、2013年11月1日以降、ご利用できなくなります。

少し前に「Kindleから本が自動的に削除された!」といった事が話題になりましたが、分かり易く言うと11月1日になるとデータが消えます。といった事です。今回の少年ジャンプにおける新しい試みは本を売りたいという以上に、ジャンプにおける新しい戦略の一旦が垣間見えます。今までジャンプにおける連載の基準は「アンケート」でした。少年ジャンプにおける「アンケート史上主義」といった言葉もあります。それについては、マンガのマンガ「バクマン(2巻)」に詳しく書かれています。

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少年ジャンプではアンケート結果の良い順に掲載される。(こち亀は除く)順位が下がってジャンプ基準に達しないと、容赦なく打ち切られる。大好きだったマンガが突然打ち切られた、という経験を持つ読者も1人や2人ではないでしょう。有名な例では「シャーマンキング」とかですかね。

で、この配信の何か凄いのか?というと、少年ジャンプにおけるアンケートシステムを根底から覆すのです。AmazonにおけるKindleはアカウントと紐付けなので、「性別・年齢・いままで買ったマンガ」その全てを把握する事が可能です。アンケートでは評価が低いけど、固定読者には支持されている。そんなマンガを的確に探し出す事が可能になるわけです。

●将来的には「Kindle」で連載が始まる?

少年ジャンプはリアル雑誌。つまらないマンガが増えれば部数に影響する。直、売り上げに影響するわけですが、「Kindle」であれば一定数の固定読者が入れば成り立つ。例えば、ジャンプで連載していたマンガをKindleで1話50円で販売するという方法はどうでしょう?最後にアンケートを導入すれば、これは素晴らしい発明です。正直、これだスマホが普及しているのに、ハガキを使っている事には驚かれさます。正直、雑誌にバーコードを貼って、それでアンケートをすればより正確な情報が手に入るでしょう。

キン肉マンの例もそうですが、ネットで連載して、コミック化する。
たとえ部数が伸びなくても採算ラインがとれれば、ずっと連載する事も可能です。

コミックの売り上げに影響するなら、ダウンロードから1週間で端末から削除すれば良いわけですから。

新しいマンガの仕組みとして、今回の無料公開は興味深いです。

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