レクサスと言えば多くの日本人が「高級車」という印象を抱く。それは、ここ最近だろう。ことアメリカでは80年代から高級車としての地位を築いてきた。フォード、GM、クライスラー、何故、レクサスは成功したのだろう?それが本書が問う事だ。しかし、本書はアメリカにおいてのレクサスの凄さを語る一方で、明確な答えは見えてこない。出版が2004年と古いが、やはり大きなポイントは日本人の拘りが詰まっている点だろう。


ある情報によると、ドアとの隙間が1ミリでも基準としてはアウトだそうだ。
ただ、本書ではレクサス凄い!ビックスリーはニーズを捉えられなかった。というのが、本書の解なわけだど、本当にそれが正しいのか?本当にレクサスが成功した背景にはトヨタ社員、そして責任者の強い思いがあったと思う。それこそ、NHKの「プロジェクトX」みたいな壮大な物語が。実際、レクサスには累計で10億ドルの費用がかかっているそうだ。それは率直に凄いと思った。

本書が言いたい事は、つまりレクサス本体の事ではない。レクサスという媒体を使ってブランドの意味を問う本だ。ただ、あまりにも出版から時間が経過し過ぎた。ブランドとは、つまり、お金ではなく経験なのだと著者は言う。今、日本ではあまりにもレクサスが普及し過ぎたのだと思う。2004年に読めば、もっと良かったと思う。この本の解を求めるなら、「レクサスが成功したのは、その車そのものだけではなく、買った価値に見合うもの、それ以上のものを提供する事。アメリカ車が大きさや値引きで客を惹き付けていたのに対して、レクサスはブランドを作った、という事」なのだろう。

ある意味で今、ソニーやシャープの社員が読むと良いのかもしれない。外車の輸入みたいな感じで?