最近、ドコモが提供する定額配信サービスである「dアニメ」というのに加入しました。ギリギリまで「バンダイチャンネル」にするか悩んだんですが、月額400円という破格の値段に惹かれました。で、最初に何を見るか?考えて、ランキングとかも見たんですけどその中でチョイスしたのが「ロストユニバース」という作品でした。当時から名前は知ってましたが、何故か当時も今までも見なかったんですよね。あの「ヤシガニ事件」は風の便り程度で知ってました。で、今更「dアニメ」で見たんですけど、これがめちゃ面白かったです。

●あらすじ。

ロストシップ・ソードブレイカーに乗るトラブル・コントラクターであるケイン(保志総一朗)とそのソードブレイカーの制御システムであるキャナル(林原めぐみ)は、ある日に宇宙一を目指すミリィ(柊美冬)と出会う事になる。ひょんな事から一緒に旅に出る事になった一行であったが、全銀河に散らばる今は亡きテクノロジーを採用したロストシップ。ケインたちは全銀河の制服を企むスターゲイザーと戦う事になるのだが、、。

●感想。

まず本作で衝撃的な事は大きく言うと2つあって、一つ目はテレビアニメとして初めて本編中に本格的なCGが採用された事。ロストシップ同士の戦闘シーンは殆どがCGで描かれている。1998年当時としては画期的な事だった。2つ目は「ヤシガニ事件」です。アニメ好きには有名な話ですが、本作の4話「ヤシガニ屠る」において不完全な作品が放送された事件です。曰く、製作が間に合わなかったそうです。YouTubeに比較動画があるので載せておきます。



この90年代の世界観が好きですね。ロストシップという古代のテクノロジーの戦い。
確かに、最近の作品の方がCGや演出は優れているかもしれないけど、この世界観は今の作品には無い。実は戦いはケインのおばあちゃんの時代から続いていた。そしてミリィの隠された過去。OPで流れる糸を紡ぐ装置も実は伏線になっているわけです。当時としては最先端だったCGも今では古くさいですが、ロストシップ同士の戦い、そこで起こるハラハラするドラマは今見ても十分に楽しめる。逆に、今の時代では考えられないほど場面展開は早いです。味方も敵も無敵ではない。戦艦同士の戦いは常にスリリング。何だかんだ過密スケジュールだったらしいけど、26話で完結した事は評価できます。

ボクはケインもキャナルもミリィも好きです。最新の美少女から考えれば、キャナルのビジュアルはかっこ悪いわけですし、声優の林原さんもベテランなわけですけど、これはこれでいい。宇宙一を目指すミリィの作る料理、そして何気なく流れる日常のほっとした瞬間。そしてきずなを深めていく3人。物語は中盤から割とシリアスな展開へ。そして、最後に待っている切ない結末とは?うわああ、ケインーーーっ!キャナルーーっ!ラストに発動されるコードファイナル。一部のファンの間では続編を望む声も多いようですが、含みを残しながら最後がめっちゃ切ない。これぞ90年代という終わり方をします。あれはあれで有りなのかな?

90年代は名作も多いですが、本作も名作の一つに入れていいかと思います。