先日、映画ディパーテッドに関する映画評を書きましたが、そんな中で一つ疑問に思っていた事。これはネット上でも疑問に思っている方は多いと思いますが、終盤でビリー・コスティガン(レオナルド・ディカプリオ)がコリン・サリバン(マット・デイモン)との決着を付ける場面で、その直前に精神科医であるマドリンに渡した1つの手紙の謎です。「自分の身に何かあったら開封して欲しい」と頼んだものです。





それについて、映画では詳細な描写がないので、観客からは「なんだったんだ?」という意見もありますが、少しここで考察を書いてみます。



●1.マドリンに送られたCDとの関係。



物語終盤でサリバンの正体がマフィアとの繋がりのある人物である証明として、ボスとサリバンの会話を録音したCDがサリバンのもとに届きます。たぶん、コスティガンが送ったものに間違いはないですが、それと渡した手紙はそれほど関係はないと思います。やはり、警察署のデスクに置いてあった書類が要因でしょう。



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●2.自分の個人情報が入ってた。



コスティガンが警察の潜入捜査官だと知ったサリバンは、警察署のデータベースからコスティガンのデータを削除します。これによって、警察内部で彼を知るものは居ない。しかし、映画終盤では英雄的な扱いで制服の姿のコスティガンの写真が遺影として使われてます。



ここで注目したのが、渡された手紙です。

おそらくですよっ!コスティガンは自分の身が危ない事を察知していて、自分の写真やデータが入ったものを渡した。それがあの手紙の中身だったのではないでしょうか?



サリバンがコスティガンの棺を前に泣いていてシーンもそう考えれば納得です。