最近は、アベノミクス効果で株式関連の本が何冊も出版され、書店等では大きなスペースを占めています。100万円まで無課税のNISAとか流行ってますね。確かに上げ相場である事も否定しませんし、今投資すれば稼げるのもかもしれない。ただ、無闇に人気だから流行っているからという理由で投資をすると、ほぼ間違いなく失敗します。これが余裕資金なら問題ないですが、退職金などを投じていたら大変です。
第1章 バリュー投資で週末投資家を目指そう!

第2章 バリュー株を見つける「投資指標」の使い方

第3章 究極のバリュー株・「福袋銘柄」の見つけ方

第4章 バリュー投資を理論面から検証する

第5章 世界のトップ投資家に学ぶバリュー投資の極意

第6章 投資の常識・非常識を知っておこう
で、皆さん投資には色々な方法がある事をご存知でしょうか?簡単に言えば、、、。



●おおざっぱに言う投資の方法。短期、中期、中長期。





1.デイトレード

一つ目が多くの人が知っている短期で売買を繰り返す「デイトレード」です。これはチャートを見て、瞬時の判断で投資を繰り返す方法です。儲かれば大きいらしいですが、絶えず相場をパソコン、それも複数のモニターで確認しなければならないので大変です。



2.スイングトレード

これはデイレードよりも長期間の投資です。例えば、1週間や1ヶ月単位で売買する方法です。



3.バリュー投資

これが本書のテーマになっている手法です。簡単に言えば、史上で企業価値よりも安価に放置されている株を購入する。それを適正値に戻るまで数年単位で保有する方法です。メリットとしては、デイトレードと違って短期で売買する必要が無い点です。



●あの世界の投資家ウォーレンバフェット氏が行うバリュー投資。



元々はグレアムという人が考案した手法らしいでずか、世間的に認知されるようになったビル・ゲイツについて世界で2番目の富豪(その資産は約5兆円とも言われる)になったウォーレン・バフエット氏の存在です。バフエット氏の発言として、有名なのは、
保有期間は永遠が良い
というものです。その上で、自分が知らない分野に投資するなっ!と言っています。



●バリュー投資とは何か?



つまり、バリュー投資は企業の株価が実際の価値よりも低くなっていると時に買う手法です。例えば、本書では「福袋銘柄」という言葉を使ってますが、例えば、土地や株を保有しているにも関わらず株価が低い。PERなどが低い銘柄を買った方がいいと言います。ここで重要な点は、人気の銘柄ではなく、中〜小規模の株を買う事です。本書では「配当が1%以上で、PERが15倍以下の銘柄」を買う事をすすめています。



●行動ファイナンス



これは株式において難しい点ですが、一つの説として株価は例えず適切な行動を取るので割安な株はないという説があります。例えば、プロのトレーダーとサルにダーツで投げさせて決めた銘柄、どちらもリータンとして変わらなかったというデータもあるそうです。ただ、著者が言うにはバリュー株というものは実在していると言います。



●少なくともデイトレードよりも健全



本書ではグレアムやバフエットといった著名な投資家のエッセンスを凝縮しています。これ1冊で全てを解決する事はできませんが、専門誌書を読む前にこれを読んでおくと、ある程度の事が理解できます。たぶん、投資で1000万円っ!といった本よりは100倍健全です。