どちらかと言えば、新入社員。特に、今年の4月に入社したなんて言う人に読んで欲しいです。本書は簡単に言えば「自己啓発本」の部類に入ると思います。仕事が成功するかどうかは、本書のタイトルを借りるなら99%の人がやっていない1%のことをすればいいわけです。それは特別な事ではなく、ちょっとしたコツで可能です。本書では見開き2ページに1つの項目が綴られていて、どのページから読んでも参考になる情報が書かれています。





●自信があるようにふるまう。



多くの人が自分に自信が無いです。自分なんか、これはちょっと重荷だな。といった事が往々にしてあれります。でも、できる人はそこで自信があるようにふるまいます。例えば、上司から仕事を任されたとして「僕にできるか不安です」という人よりも「大丈夫です、できます!」という人に頼みます。先入観、、つまり(プライミング)でずか、報告でも何でも自信を持ちましょう。



●3分くださいという。



上司にちょっと時間をください。と言って、「今、時間が無いから後でいい」と言われた事はサラリーマンであれば殆どの人が経験している事。その時に効果的に時間を割いてもらう方法が「3分ください」と具体的に時間を指定する事です。相手も、「忙しいけれど3分くらいだった」と時間を作ってくれます。さらに、エレベータートークといっエレベーターに乗っている間に企画の概要だけでも説明する。例えば、社長であってもエレベーターに乗っている間であれば話を聞いてくれる場合があります。



少ない時間で要点だけを伝える。これは超重要なテクニックです。



●優先順位は対面→電話→メール。



最近はすぐにメールというのが当たり前ですが、それ故の問題もあります。1日に処理するメールの数が10や20ならいいですが、最近は普通のサラリーマンでも100は当たり前です。仮にメールを送ったとしても確実に返ってくる可能性も、そもそも読まれる可能性も分かりません。最優先で伝えたい事があれば、まずは対面。それでもダメなら電話、最後にメールとしましょう。



意外にアナログが勝つ場合ってありますよね。



●早朝型にしてみる。



できるビジネスマンは朝型。これはよく聞く話です。ボクも最近になって朝型の生活に変えましたが、これはいいです。まず1日が超長く感じます。朝に本を読んだり、録画してあったビデオを見たとしても、まだ余裕がある。サラリーマンであれば、始発に乗って会社に行く。満員電車に揺られない快感は何とも言えません。朝型になる方法は結構簡単で、夜1時間でも早く寝る事です。早く寝れば早く起きれます。頭がすっきりした時間にメールを一気に処理してもいいですし、朝生活は快適です。



●ワークライフバランスを整える。



勿論、仕事が上手くいってないのに無理矢理に仕事を減らして私生活を増やすのは問題です。トリンプの元社長である吉越が「デットライン仕事術」で言ってましたが、ワークライフバランスのライフは「人生」ではなく「私生活」の事だそうです。仕事も充実させて私生活も充実させる。これが真の意味でもワークライフバランスです。吉越さんはさらに、ある一定まで稼いだら仕事をする必要はないのではないか?とも言ってます。気になる方は「デットライン仕事術」をお読みください。