名探偵コナンの劇場版は殆ど全作観てますが、確実にワースト1です。こう言っては残念ですが、ミステリー性もサスペンス性も殆どありません。コナンの劇場版の魅力は何と言っても壮大な謎解きとアクションなわけです。でも、本作では殆どミステリー性もなく、はっきり言えば事件そのものに対する扱いが雑です。ぽんっと犯人が出てきて、お前が犯人だっ!的な事を言って犯人とのやりとりもそれっきり。殺人事件が起こるわけですが、犯人にまったく共感できません。正直、作品としては雑です。



あらすじ。



青山剛昌原作のミステリーアニメ『名探偵コナン』の劇場版第11弾。太平洋に浮かぶ“神海島”へ、小五郎と共にバカンスに訪れたコナンたち一行。島に居合せたトレジャーハンターがサメに襲われ死亡したことから、コナンは捜査を開始する。

感想。



殆どのキャラクターがとりあえず感が否めません。水平線の陰謀では毛利のおっちゃんが活躍したわけですし、瞳の中の暗殺者では園子が活躍したわけですが、本作では殆ど誰も活躍してません。最後の最後で何となく良いエピソード的な終わり方をしますが、結果的にそれが正しかったのか、、。少年探偵団も活躍したのか活躍してないのか分からないまま、何となく話が展開します。園子に対する扱いも酷かった、、。結局、警視庁の面々や少年探偵団、そしてアガサ博士たちオールキャストで何となくコナンの劇場版っぽい物が完成したというものでしょう。良い点があるとすれば、やっぱり毛利のおっちゃんが毛利のおっちゃんだったという所と、高木刑事が活躍していた所です。