実は裏ルートで発売日前に手に入りました。


こんまりさんの「人生がときめく片付けの魔法」あれは名著で、ときめくかときめかないかで捨てるか否かを決めるというもの凄く分かり易い方法が良かったです。対して本書は、確かに3日間続ければ奇麗な部屋が手に入るのでしょうが、もの凄く硬派な本ですね。

たぶん、ビリーズブードキャンプみたいなもので、しっかりやれば結果が出るけれど、最初の1日で筋肉痛になって止めてしまう。人ってもの凄くあまのじゃくで、主婦にアンケートを取れば99%は奇麗な部屋を求めている。でも面倒な事はしたくない。本音で言えば、そういう本すら買って読むのが面倒、、、et。

で、本については書店で手に取ってパラパラと捲って、あっ自分には合うなと思えば買っていいでしょう。今回は、何故人は部屋を汚くしてしまうのか?という事について思った事を綴ります。

●片付けられない=O型とか関係なくそれは病気。


ボクは方付けられない事は病気だと思ってます。たぶん精神的な病気なんでしょうね。勿論、日常生活に問題はない範囲でです。例えば、3丁目の夕日という映画で描かれていた60年代は殆どの家が奇麗でした。今のように汚部屋なんて存在しなかった。

それはお金に余裕が無かったからという理由もあるけれど、別にそれが無くても生活が満たされていた。逆に今の時代は、何かに満たされたい、何かに満たされてない事が物欲にの方に回っている。結局、色々と買うけれど、結局は満足ができないわけです。

でも誰もがこれを買えば素晴らしい生活が待っていると思ってしまうわけですね。
それは便利グッズてあったり家電であったり、、。

●最も確実な整頓方法はこれしかない。


これは本書にも書かれてますが、片付けに最も効率的な方法は不必要な物を処分する事。それは、こんまり的に言う「ときめくかときめかないか」という事だけれど、それに加えてボクが思うのが、「本当に好きな物だけを買う」事が大切です。

お金持ちの家って基本的に奇麗じゃないですか。大体、整頓できない家庭って中産階級で子持ちの夫婦。政府が未だに基準としている「夫婦+子供2人」という家庭です。何故、金持ちの家が奇麗で普通の家庭の家が汚いのかというと、金持ちは物への拘りが強いわけです。

貧乏人はニトリやしまむらに言って、それほど欲しくないものを、それこそ大量に買って満足してしまうけれど、金持ちは本当に欲しいもしか買わない。

これは別に金持ちだけの特権ではなく、普通の家庭でも本当に欲しいもの。それもできる限りの最高級の物を買う事をボクはおすすめします。

だって、iPhoneを「あれリビングのどこにあったっけ?」みたいな事は殆どない。
それはiPhoneが高価だし愛着があるからに他ならないわけです。

●片付けの9割はお金で解決する。


もし本当に奇麗な部屋に住みたかったら、できる限りの高級なものを買う事がベストです。
例えば、テレビであれば部屋に置ける限界サイズの4Kテレビとか、100万円のソファとか。50万円とか100万円の絵画や掛け軸もいいですね(普通の家庭でも家族旅行を1回諦めれば買えると思います。)。

さすがに、100万円の絵画のあるリビングでヤニの付くタバコをお父さんは吸わないでしょう。まぁダスキンさんとかに頼んでいる部分もあるのでしょうが、愛着の無いものに囲まれる生活から、数は少ないけれど、本当に欲しいものに囲まれた生活。

つまり、片付けはお金で解決できるわけです。

ボクは片付けの本は主婦目線ではなく、冒頭に言ったように病気であるので、脳科学者目線で考える事が正しいと思います。苫米地博士あたりに、是非「片付けの9割はお金で解決する〜洗脳された主婦たち〜」みたいな本を書いてほしいです。