本音を言うと殆ど放心状態で頭に何も浮かんで来ない。あのシーン良かったな、あ〜あのシーンも良かった。それの連続でした。確かに、原作ファンからすれば「原作とまったく違って駄作」という批判もある思うけれど、本作の凄さは原作に忠実というよりも、日本の映画史を越えた事です。

日本の邦画というと、「ガ○○ャマン」しかり「ルパン○世」「戦艦○マト」「キャプテン○ーロック」とアニメの実写化でお送りしますという、金出したら会社名呼んでもらえる提供読みかょっ!という問題作が多いですが、これは間違いなく正解です。

全作の「京都大火編」もよかった。(※情報公開されているから言うけれど、最後に福山雅治が出てエンド)その1ヶ月後に公開されたのが3部作ラストになる本作「 伝説の最期編」でした。

まぁ3部作もやったんだから、真ん中が一番面白いって事だよね?そう思ってたら甘かったです。

『これは日本映画史に残る名作。アクション映画としても世界に出しても恥ない作品であって、コミックがどうとか、原作がどうとかとをすっとばして、実写版のるろ剣として見事に完成させた作品である。本当に疑ってごめんなさい』

という事です。

●福山雅治はやっぱりかっこ良かった。

前作が割と志々雄編の導入という事で説明的な事が多かったけれど、本作で本当に全てを完結させやがった。前作のラストで福山雅治さん演じる剣心の師匠「比古清十郎」を演じるわけですけど、これがまたカッコいいんだ。剣心の迷った心に剣の心を伝えるわけですけど、本当に色っぽい。男でも壁ドンされたら落ちちゃうかもね。(笑)

●キャストのはまりっぷり。

各キャストのハマりっぷりが凄かった。勿論、剣心役の佐藤健さんは見事なはまり役でした。そこは散々語られているので割愛。そして、一番のはまり役は志々雄真実役の藤原竜也さん。あんまり良い映画に出ているイメージが無いけど、本作では確実に名演技でした。

何が凄いって冒頭で味方に焼かれるシーンを除いて、殆どのシーンが包帯姿っていうね。声もだみ声だし、「あれって藤原竜也だったの?」と言われても仕方ない。そして、瀬田宗次郎役の神木隆之介さん。原作の大ファンで、1作目の撮影中から京都編があるなら出たいと熱望していたらしい。数ヶ月間、毎日稽古に励んで、監督から「部活かっ!」と言われたという笑い話もあるようです。

●エンドロールで口ぱか〜ん。

あんまり言えないけど、最後の志々雄と剣心の戦いが凄かった、、。最後がああなってこう、いゃこうなってこう。そして最後に剣心が、、。

オリエンタルラジオ的に言うと、「すげぇ〜よあっちゃん」です。

そして、最後のエンドロールが流れ瞬間から、放心状態のあまり、スタッフの記憶が曖昧っていうね。

剣術のアクションも含めて、日本の映画史を変えた作品である事は間違いないです。これが駄作だというなら、邦画で勝てる作品と言えば、「名探偵コナン」と「ドラえもん」くらいしか考えられないよ〜。(笑)