なんだかんだでボク、はあちゅうさんの本を結構読んでます。例えば、代表作で言えばスポンサーを集めて世界一周に挑戦した記録「わたしは、なぜタダで70日間世界一周できたのか?」だったり、「広告(アド)ガール」だったりね。で本作の感想を率直に言えば、「はあちゅう最高傑作」と言っておきますただ、タイトルにも書いてあるように(仮)ですよね。

全ての本と比較して名著か?と言えば違くて、あくまで、はあちゅうさんの本としては名作っていう事です。やはり本書の何が優れているのか?というと、28歳女子がネットや社会を通じて経験した事が赤裸々に語ってある事です。

ただもの凄く「灰汁」が強い事は確かです。鍋に灰汁いっぱい浮いているけど、食べてみたら「えっ全然美味しいじゃん!」という感じの本です。冒頭の「負を燃料に変える」から超ネガティブは発言に驚いたり、本音全開で毒づいてみたり、色んな味がする。今で言うハリーポッターの百味ビーンズみたないもんです。うわっ!うまっ!まず!すげぇ!本当に面白い本です。

以下、簡単にこの本を読んで感じた事をまとめておもいます。

●自分のために頑張れるのは自分だけ。

確かに、スポーツ選手でも役者でも晴れ舞台に出ている時だけが全てじゃない。稽古をしていたり、練習をしていたり。練習を見てくれるコーチはいるけれど、実際にその行動ができるのは自分だけです。たぶん、どれだけ成果が出せるのか?は、自分をどれだけ鼓舞できたかにかかっていると思います。それが見えない人、その人こそ外見ではなく、本当にカッコいい人なんだと思います。

「幸せになることが一番の仕返し」 by はあちゅう。

●仕事に魔法なんてない。

どんな仕事も、やり遂げるか、やり遂げないか、というのは、プライドと責任感の問題でしかありません。自分にとっては、10本ある連載のうち1つだとしても「10分の1だから、手を抜いてもいっか」とは思いません。見る人には私の事情なんて伝わらないので、原稿を書いている時に風邪を引いていようと、失恋直後であろうと、その時見ているものが評価されます。一度、「はあちゅうって面白くないな」と思われてしまうと、次の仕事は見てもらえなくなるでしょう。そして、その「偶然手を抜いた、たった1回」が大事なチャンスの1回だったのかもしれないのです。

(中略)

失敗した時は、自分で自分の汚名を返上しないと、他に誰もかばってくれません。上書きするのは次の仕事、つまり未来の自分でしかないのです。
たぶん、この覚悟が無い人はフリーランスや作家になる事を諦めた方がいいと思います。その上で全ての人が成功できるわけじゃない。でもボクはその「もどかしさ」「簡単に上手くいかない」つまり、ファイナルファンタジーでなかなか倒せなかったボスに勝てるようにレベルアップする努力。敵を倒した快感こそ自由で得られる快感たと思います。だらね、まずフリーになる前にFFを全クリしてみとる良いかもね。6と7が名作です。(笑)

「もし失敗しても、次の仕事(未来の自分)で上書きすればいい」by はあちゅう。

●努力は辛いもんじゃない。

努力というと、つらいイメージを持っている人が多いと思いますが、「努力」は、つらいものなんでしょうか?「努力」を辞書で引くと、意味は「ある目的ために力を尽くして励むこと」と書いてありますが、「つらく、苦しいこと」とは書かれていません。(中略)正しい努力は、楽しい努力になるずなのです。(中略)寝ないことが努力なら、睡眠時間が短い人が世界で一番努力家だということになってしまいます。
といいつつも、夜遅くまで「書いては消し、書いては消し」を繰り返し書く事に悩む事の多いはあちゅうさん。お肌が荒れたり体調がある時だってあるはず。ボクは努力は辛い事だと思います。でもそれを表に出さない事、それが本当の努力家なのではないか?そう思います。

「もっと一大事にとらえて!その小さく湧いた欲望を」 by はあちゅう。

●この本を読んでボクが感じた事。

まず、はあちゅうさんって凄いですよね。あんまり大声で言えないけど、超大手の電通に就職して、その後はベンチャーの役員。そして子供の頃から夢だった作家としてデビューしている。出版業界なんて完全な斜陽産業。もしドラのように200万部以上売れば大金持ちになれるけれど、殆どの本は1万部売れればヒット。つまり、1000円の10%で100万円。年に3冊出してもとうてい電通の年収には敵わない。

でもそれ以上の価値がはあちゅうさんにはあった。はあちゅうさんは本書でも綴っているけど、自分の夢を叶える事。そのための努力は楽しいし、やりがいがある。本当に好きな仕事をして食べていく事がこれからの生き方なのだと。そのために、ますば半径5メートルを変えて行く。それが本書「半径5メートルの野望」の由来だと思います。

剣士の背中の傷は恥だ、、これはONE PIECEのゾロの名言ですが、前のめり前のめりへ、死ぬ直前に「良い人生だった」ある意味でボクは人生ゴールはそう思えるかにかかっていると思います。そのために全力で走り続ける。時には止まってもいい、でも前だけは見ていなければならない。

若い世代が読むにはおすすめです。

Amazonのおすすめによると、この本とホリエモンの「我が闘争」をセットで買うといいらしいです。(笑)