最近、1年ぶりくらいにブックオフに行って驚いた事がありました。平日の昼間くらいに行ったんですが、平日にも関わらずその3人もせどらーがいた事です。たぶんブックオフに頻繁に行っている方なら「なに、このバーコードリーダーみたいの使って大量に本をカゴに入れてる人。気持ち悪い〜。」と思った人もいるはずです。その人はせどらーと言って、ブックオフの100円コーナーで古本を仕入れてAmazonのマーケットプレイスで転売している人です。副業の人から本業の人まで色々といるらしいですが、巷では稼げる副業とされています。

で、ボクは率直に思った事は「1店鋪にこんなにせどらーがいるのに本当に儲かるの?」という事です。それが本書を手にとった理由です。最近はせどりも進化していて、ブックオフで仕入れるだけではなく、ネット通販で仕入れてAmazonで転売する「ネットせどり」という手法が人気だそうです。本書はそんなネットせどりを本業とする著者が、これから「せどり」を始める人のために書いた本です。

ただ一つ残念なお知らせとしてサブタイトルに「誰でも10万円稼げる」と書いてありますが、この本を読んでもおそらく10万円も稼げないでしょう。詳しいノウハウは企業秘密というワケです。後はネットを使ったり実知で学んでくださいな、という本です。まぁ基本中の基本くらいは学べると思いますが、実際にどんな商品を売買すれば利益が出るのか?という事には踏み込んでません。

本書では初心者向けに「本・DVD・CD・ゲーム」を挙げていますが、せどりの基本中の基本ですが、せどりと言っても爆発的な利益は得られないです。100円〜200円利益が出れば良い方で、1000円〜2000円は本当に発掘品です。せどりで儲かる一番の方法は、1つの1つの利益を積み上げて行く事。この辺のハードルが高いんでしょうね。

もしせどりに興味があれば、入門としてはおすすめしておきます。