スターバックスの本は沢山出版されています。それこそ経営から始まり人材育成まで幅広いです。スタバのバイトは若者に人気ですし、アメリカでは従業員全てに健康保険を適応させた(※医療保険のためにスタバで働く人もいるらしい)り、従業員に優しい。その一方で、スタバはコーヒーを売っているのではなく、店鋪の雰囲気と居心地。つまり、「スターバックス体験」を売っているわけです。

本書はそんなスターバックスの創業期から現在までを簡単にまとめた本です。

ただね、正直に感想を言うと殆どの内容が本から引用した内容でまとめられている。別に著者がスタバで働いていたとか、スタバの経営に参加していたといった経歴ではなく、良くも悪くも作家が書いた本です。巻末に参考文献が載ってますが、スターバックスの創業までなら「スターバックス成功物語」。スターバックスが一時衰退した時からの復帰ならシュルツ氏が書いた「スターバックス再生物語」を読めばOKです。

本当にスタバの事を何も知らない方にはおすすめですが、あえてこれをチョイスする理由は無いかな?と思いました。