もの凄く古い作品ですが、TSUTAYAでたまたま発見して「あれそういや見てなかったな」と思い見ました。地球の環境。総称すれば地球温暖化問題は、今でも話題です。京都議定書なんて古いしがらみもありますが、テスラの電気自動車や太陽光発電は日進月歩で進化している。でも今だに新興国などでは二酸化炭素の多い石炭で発電をしていたりする。本作の主張を借りるなら、このまま二酸化炭素による温暖化が進めば、気温の上昇が続き、間伐や洪水、そしてカトリーナに代表される巨大ハリケーンが頻発するようになる。という主張が展開するわけです。言っている事は非常に正しいですが、あまりにも奇麗すぎるのではないか?という事です。「環境に良い車に買い替えましょう。」「スーパーのレジ袋は貰わないようにしましよう。」という提言?が最後に流れるわけですが、本当に奇麗です。

ただ、ピケティにおける格差問題のように、今の世界問題は環境破壊ではなく、経済の回復ですよね。EUの問題。そして少子高齢化を抱える日本の事情。環境も大切だけど、それに気を配っている余裕が無いのが正直な感想です。見切り品の弁当を買っている人に「健康志向のために1000円のお弁当を買った方がいいよ」と言っても「そんな金ないわっ!」と返されるように、環境と経済は密接に関係している。その辺が殆ど語られてないですし、ソーラーパネルの変換効率を劇的に向上させる技術への投資。未来はある意味で現在からの投資で得られるものです。

ただ、本作は別の意味で凄い作品です。アルゴアのプロモーションビデオとしてこんなに最高のものはない。噂によれば、アルゴア氏は公演によってたんまり懐を温めているらしいです。

結局、いかに否定的な現実から肯定的な未来を導きだすのか?という事に意味があると思います。

これだったらNHKスペシャルの方がよっぽど参考になります。