ネット関連の名著と言えば、ボクの中では「ウェブはバカと暇人のもの」という本です。基本的にボクは最近ネットで検索する事が減りました。確かに、面白いコラムであったり、たまにニュースも見ますが昔ほど熱心には見てません。逆にテレビを見る機会が増えたのか?と言われれば、バラエティやドキュメンタリーを除けばテレビも見ません。よく最近の人は情報収集が必要だ。的な事を言いますが、別にそもそも論として、そんなに情報を仕入れてどうするの?という事です。

グノシーでレコメンドされたニュースを見て、Yhaooトピックの見出しだけを見て一喜一憂する。別に無くてもいいじゃん!昔だって無かったわけだしね、、。

で、本書はそんなネット世論もしくは国民を総称して「99%はバカだよ」という事を綴るわけです。ボクは基本的にはその意見に同調しますね。「ウェブはバカと暇人のもの」もそうですが、ボクが頭が良いか悪いかは置いておいて、一般人ってそんなにキレないよね。というのが現実じゃないですか?ピケティが売れていると言われても、16万部程度。全人口が1億2000万人と仮定すれば、人口の0.1%くらいしか読んでないわけです。よくピケティの本は8割オブジェだよ。的な事も言われますが、そう考えると、全人口の0.0なん%の人しか読んでないわけです。

一昔前までマスゴミ的な言葉が流行って、新聞やテレビが信用できない。勿論、ボクも一部ではそう思います。ミヤネ屋とか酷いじゃないですか?ただ、ネットだってその人が本当に信用できるのか?という事ですよね。ネットで歌手の名前を検索すると、2ちゃんねるのまとめサイトが大量に表示されて「○○の○○という曲は○○のパクリだ」的な記事が上位に来るわけじゃなですか?

で、本書の話に戻ると、本書は確かに言っている事は正論で正しいのですが、それをサブカル視点で論じてしまった事に問題があると思います。例えば、本書ではももクロ的な話も出て来るわけですが、そうしてしまうと、サブカルファンの中でのバカという扱いになってしまう。もっと広い範囲で、例えば、グノシーと読売新聞で情報を得ている人の比較。みたいに、もっと範囲を広げて欲しかったわけです。

99.9%がバカだったら、残りは0.1%だから本書がベストセラーになるのは難しいですよね、、という余談で締めくくられて頂きます。