今までの割と固い映画評から、スマホで読みやすいようにしたコラム企画のテスト号です。
実験的な企画なので探り探りですが、よろしくお願いします。

●映画コラム000号。

「アップルを食べながらMacをいじる。どうもです。今回取り上げるテーマはAppleの創業者であるスティーブジョブズとマイクロソフトの創業者であるビルゲイツを題材にしたフィクション作品です。」

「正確に言うと、テレビムービーだそうですよ。エミー賞とか取ってるらしいです。」

「本作が再注目されたのがジョブズの死後以降ですが、本作の発表がVHSの時代って言うね。ビデオではまったスピルバーグの映画の略です。はい、違うかな?」

「簡単にあらすじを説明すると、Appleとマイクロソフトの創業者の2人の成功物語です。物語的に言うと創業からマイクロソフトがAppleの株式を獲得し、ジョブズがiMacを発表する1999年までです。」

「最近ではハリウッドで「スティーブジョブズ」の映画が公開されましたけど、あれはまさにクズを題材にした映画であるのに対して、本作ではジョブズの毒っぽさは殆どありません。Appleの成功者として描かれてます。ビルゲイツは相変わらず切れ者ですね。通販で売っているタウンページの切れる包丁くらいです。」

「何より本作が凄いのが2人のそっくり具合ですよね。民放のモノマネ合戦に出ても勝てるんじゃないかな?」

「で、本作が優れてる点はやっぱりフィクションドラマでありながらの完成度ですよね。ベースは史実に基づいてますが、それを上手くシリアスに仕上げてる。冒頭の伝説的なAppleのCM製作現場から始まる。Apple信者にとってはうぉ〜という歓喜。」

「ドキュメンタリーでなく、あくまでフィクションです。当事者2人はこの映画に対して明確な言及はしてませんが、パソコンがまだ家庭に普及する前の段階でこの作品が製作された事。たぶん、監督の先見の明ですよね。改めて見ろ!とまでは行きませんが、面白かったです。」