映画が好きてマーケティングやビジネスに興味があれば絶対買いです。ただ一つ注意点として全編で500ページ以上あります。(笑)



時は遡り、映写機が発明され街に映画館が出来始めた時期。そして今や世界のメディアを牛耳る巨大企業「ディズニー」「フォックス」「バイアコム」「ワーナー」そういった企業がどういった経緯で誕生したのか。面白いのがその多くが創業者が順風満帆に築いたわではない事です。

今やルパードマードックと=である20世紀フォックスも元々は独立した映画スタジオだった。そこに関わる富と名声。買収と栄枯盛衰。そして、映画の収益構造の変化。チケットが爆発的に売れていた1900年代前半から時代は変わり、今やDVDやライセンス料が収益の柱になっていった事。そして、後半では映画にまつわるトリビア的な事が書かれてます。

社会的に抹殺された「ターミネーター3」。シュワちゃんに支払われたギャラは20億円を越え、興行収入の10%以上が支払われた。脚本家のギャラ、監督の雇用。マーケティング。映画にまつわるビジネスはこれ1冊を読めば本当に分かります。副題が「ハリウッドを動かす金と権力の新論理」ですからね。

映画が好きでマーケティングやビジネスに興味があれば、めっちゃ面白い本です。