▼002号
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2016/3/31
『Blogで本を紹介しちゃいます。』
vol.002
【エヴァンゲリオン化する社会 76点(100点満点中)】
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《目次》
01.書評002号
02.実験的コラム
08.編集後記
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【01.書評 エヴァンゲリオン化する社会 76点(100点満点中)】
■今日の本【1】
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エヴァンゲリオン化する社会 76点(100点満点中)
<Amazon.co.jpで購入する>
■目次。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・『エヴァ』が予言していた、「見返り」のない労働
・2010年代に出現した2種類の新たな「社畜」
・アムロと碇シンジの居場所
・大学に「進学せざるを得ない」社会のジレンマ
・エリート人材としての惣流・アスカ・ラングレー
・葛木ミサトは負け犬か
・赤木リツコというリケジョ
・労働環境の変化という「使徒」 ……
■エヴァで語る社会論という視点が面白い。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本書はエヴァンゲリオンというタイトルが付いているけれど、正直に言ってアニメ版のエヴァを考察しようという本ではありません。
冒頭ではエヴァの基本的なストーリーの紹介から始まる。本書は簡単に要約すればエヴァのアニメは2015年の社会を予測していたという内容です。
熱狂的なアニメファンからは酷評されているようですが、100%論外という事ではなく、意外や意外と間違ってない。
前もって説明しておくと、本書はアニメ論ではなく社会論です。
■逃げちゃダメだ的な労働論。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
エヴァにおける、主人公「碇シンジ」の名言である(逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ)というセリフ。
本書ではこの台詞を引用しながらブラック企業や派遣に対して「逃げちゃダメなのか?」という事を綴っています。最近はブラック企業(ワ◯ミ?)もありますが、若者は過酷な労働環境において、逃げる必要はあるのか。
2章では、社畜に対してブラック企業であってもポジティブに振る舞う社畜の問題を取り上げます。
■綾波レイ的な私の代わりはいる論。
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エヴァのファンには当然の話ですし、劇場版のQでもそうですが綾波レイは綾波レイという存在がいるわけではなく複製が幾つも存在している。
ストーリー的に言えば主人公の父親である碇ゲンドウの妻でシンジの母親であるユイの複製ではないか?と言われています。
そして、それに交えて本書では労働者としての自分の代わりはいくらでもいるのではないか。大学全入時代の中で私の代わりは無数に存在する。
自分の本当の居場所をどこにあるのか悩む学生の姿を取り上げます。
そして、その対極としてアスカという存在を取り上げる。
14歳にしてエリートとしてシンジたちの前に現れるアスカ。
14歳で大学を卒業し3ヶ国語を操るアスカ。それを対比させデキる人にならなければならない。
その中で葛藤する若者の姿を掘り下げます。
■女性活用の先駆け。
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エヴァの開発者であるリツコさん。そして、シンジの保護者役を務めるミサトさん。
最近の女性活用の中で、90年代に放送されたエヴァは女性活用の先駆けではないか?と著者は言います。
この辺は少し強引間がありますが、ミサトさんは負け組なのかという辺りは面白かったです。
■おめでとう。
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かなり強引な印象を受ける方と、へぇ〜という方もいると思いますが、改めて言って本書はエヴァを使って社会論を語るという本です。
もはや普通に社会論を語っても殆どの人は読まないわけでエヴァという国民的なアニメを使った事は戦略的に上手いですよね。
ラストの一文字はエヴァを全話見た人にとってはなるほどという感じです。
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<本の採点の基準>
90〜100点 すごい名著!
80〜90点 おもしろい!
70〜80点 買って損はない!
60〜70点 何箇所か気になる部分があった!
50〜60点 値段によっては不満が残る!
50点以下 レビューだけで満足!買わない事をオススメする。
<映画の採点の基準>
90〜100点 人生に残る名作。もう一度観たい。
80〜90点 おもしろかった。
70〜80点 映画館で1800円で観て納得。
60〜70点 予告編の方が面白かった。
50〜60点 ちょっと元が取れないかな?
50点以下 金返せっ!
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【03.編集後記】
最近、エヴァの漫画版が完結していると聞きました。僕が読んでいた時は、トウジがエヴァに乗った所で終わってます。コミックレンタルで借りてみようか検討中です。
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2016/3/31
『Blogで本を紹介しちゃいます。』
vol.002
【エヴァンゲリオン化する社会 76点(100点満点中)】
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《目次》
01.書評002号
02.実験的コラム
08.編集後記
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【01.書評 エヴァンゲリオン化する社会 76点(100点満点中)】
■今日の本【1】
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エヴァンゲリオン化する社会 76点(100点満点中)
<Amazon.co.jpで購入する>
■目次。
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・『エヴァ』が予言していた、「見返り」のない労働
・2010年代に出現した2種類の新たな「社畜」
・アムロと碇シンジの居場所
・大学に「進学せざるを得ない」社会のジレンマ
・エリート人材としての惣流・アスカ・ラングレー
・葛木ミサトは負け犬か
・赤木リツコというリケジョ
・労働環境の変化という「使徒」 ……
■エヴァで語る社会論という視点が面白い。
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本書はエヴァンゲリオンというタイトルが付いているけれど、正直に言ってアニメ版のエヴァを考察しようという本ではありません。
冒頭ではエヴァの基本的なストーリーの紹介から始まる。本書は簡単に要約すればエヴァのアニメは2015年の社会を予測していたという内容です。
熱狂的なアニメファンからは酷評されているようですが、100%論外という事ではなく、意外や意外と間違ってない。
前もって説明しておくと、本書はアニメ論ではなく社会論です。
■逃げちゃダメだ的な労働論。
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エヴァにおける、主人公「碇シンジ」の名言である(逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ)というセリフ。
本書ではこの台詞を引用しながらブラック企業や派遣に対して「逃げちゃダメなのか?」という事を綴っています。最近はブラック企業(ワ◯ミ?)もありますが、若者は過酷な労働環境において、逃げる必要はあるのか。
2章では、社畜に対してブラック企業であってもポジティブに振る舞う社畜の問題を取り上げます。
■綾波レイ的な私の代わりはいる論。
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エヴァのファンには当然の話ですし、劇場版のQでもそうですが綾波レイは綾波レイという存在がいるわけではなく複製が幾つも存在している。
ストーリー的に言えば主人公の父親である碇ゲンドウの妻でシンジの母親であるユイの複製ではないか?と言われています。
そして、それに交えて本書では労働者としての自分の代わりはいくらでもいるのではないか。大学全入時代の中で私の代わりは無数に存在する。
自分の本当の居場所をどこにあるのか悩む学生の姿を取り上げます。
そして、その対極としてアスカという存在を取り上げる。
14歳にしてエリートとしてシンジたちの前に現れるアスカ。
14歳で大学を卒業し3ヶ国語を操るアスカ。それを対比させデキる人にならなければならない。
その中で葛藤する若者の姿を掘り下げます。
■女性活用の先駆け。
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エヴァの開発者であるリツコさん。そして、シンジの保護者役を務めるミサトさん。
最近の女性活用の中で、90年代に放送されたエヴァは女性活用の先駆けではないか?と著者は言います。
この辺は少し強引間がありますが、ミサトさんは負け組なのかという辺りは面白かったです。
■おめでとう。
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かなり強引な印象を受ける方と、へぇ〜という方もいると思いますが、改めて言って本書はエヴァを使って社会論を語るという本です。
もはや普通に社会論を語っても殆どの人は読まないわけでエヴァという国民的なアニメを使った事は戦略的に上手いですよね。
ラストの一文字はエヴァを全話見た人にとってはなるほどという感じです。
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<本の採点の基準>
90〜100点 すごい名著!
80〜90点 おもしろい!
70〜80点 買って損はない!
60〜70点 何箇所か気になる部分があった!
50〜60点 値段によっては不満が残る!
50点以下 レビューだけで満足!買わない事をオススメする。
<映画の採点の基準>
90〜100点 人生に残る名作。もう一度観たい。
80〜90点 おもしろかった。
70〜80点 映画館で1800円で観て納得。
60〜70点 予告編の方が面白かった。
50〜60点 ちょっと元が取れないかな?
50点以下 金返せっ!
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【03.編集後記】
最近、エヴァの漫画版が完結していると聞きました。僕が読んでいた時は、トウジがエヴァに乗った所で終わってます。コミックレンタルで借りてみようか検討中です。
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