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Blogで本を紹介しちゃいます。


よく、若者が言う言葉(僕も十分若者ですが…w)に「写メいいですか?」という言葉がある。若者目線で定義すると、「携帯電話のカメラ機能で撮影してもいいですか?」辺りが適当でしょうか。僕はこの言葉に非常に違和感を覚えています。いゃ写真の「写」の字はいいんですよ、問題なのが「メール」という2文字です。はっきり言うと、この世に「写メール」という言葉は存在していません。誰かしらに作られた造語です。

元々、写メールというのは「ソフトバンクモバイル(開始当時はJ-フォン)のメールにおける画像送受信サービスの名称。ソフトバンクモバイルの登録商標(第4632735号)。」で、携帯電話から写真付きメールを送るための言葉でした。ゆえに他社は「写メール」という言葉を使用できません。それが派生した結果、今のように「写メール」として定着していったと考えられます。ただ一つ言いたいのが、

あんたら、言葉の使い方間違っとりまっせ


という事です。正確な日本語を使いなさいと口がすっぱくなる位に言いたいです。野田総理には法律で「写メ」という言葉を禁止してもらいたいです。だって、おかしいじゃないですか?「写メール」の「メール」って何の関係もないじゃないですか!「写メール」よりも「撮影」の方が言葉としては短いですよね。Google先生で「写メール+由来」で検索してみましたが、明確な由来はヒットしませんでした。ここからは僕の妄想で話を進めてみたいと思いますが、ご愛嬌ください。

「ねぇねぇ、携帯のメールで写真が送れるって知ってる?」
「知ってる知ってる、何か写メールっていうらしいね。」
「えー、写メでいいじゃん。そっちの方がかわいいしさ!」
             ↓ 数年後
「携帯の写真機能って「撮影」っていうのダサくない?」
「だよねー、何かしっくりくる言葉はないかな?」
「携帯メールで写真を送る奴あるじゃん。だから、撮影の時も「写メ」でいいんじゃない」
「写メ、写メ、かわいいー。私、これから「写メ」って言うよ」

とまぁこんなやりとりがあったかは不明ですが、写メールが発展していった事は間違いなさそうです。もはや国民的な名詞となった「写メール」ですが、僕は未だにしっくり聞いていません。聞くところよると、iPhoneでは「撮影」というそうです。「写メール」は日本の携帯同様ガラパゴス化して結果、生まれてきた日本独自の言葉なのかもしれません。「かわいい」が国際語となったように、「写メール」が国際語となる日は来るんでしょうか?ただ、正しい日本語が衰退し新しい造語が浸透していく様は、日本人にとってはさびしい気持ちでもありますね。正しい日本語よりもカタガナ言葉の方がかっこいい。その辺に時代の変化を感じてなりません。最後に一つ言いたい事があります。

写真とメールは無関係だからね!


追記(2011年10月2日)

このCMが発端ではないかというご指摘を頂きました。