キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー  ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン (2012-02-24)
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マーベルが誇るアメリカ国民が愛するアメコミ風な映画「キャプテン・アメリカ」。スパイダーマンの時もアイアンマンの時も思ったが、アメリカ人はこういうマッチョメンが活躍するヒーロー物が大好きらしい。源流を辿れば「スーパーマン」が元祖なのかな?日本で言う所のウルトラマンや戦隊ヒーロー物の感覚に近いのかもしれない。まぁ日本人としてはそれほど思いいれもないが、お金のかかったハリウッドの映画。しかも大々的に宣伝されている…ともなれば、一度は観てみたいものだ。

時は1941年。ドイツのナチスがヨーロッパ侵攻に動き出していた。主人公であるスティーブ(クリス・エヴァンス)は祖国アメリカを守るため志願兵として応募していた。しかし、持病の喘息や女性のような体の大きさから何度となく不合格を言い渡されていた。そんな時に表れたのがとある博士だった。ここが凄いが、パワフルプロ野球の謎の博士ばりの人物が登場する。日焼けマシーンを彷彿とされる装置にスティーブを入れてボタンをポチッと。すると、あらー不思議。通販番組顔負けに筋肉ムキムキのスーパーマンへと変身してしまった。ナチスのヒドラーを倒すためスティーブは戦地へ向かう。

最新のCGを駆使した、アメリカ人のアメリカ人のための映画という表現が最適だろうか。祖国のために戦う愛国者。いわゆる英雄だ。こういう主人公にアメリカ人は共鳴するのかもしれない。第2次世界大戦で敗戦した日本人には無い感情だろう。とにかく、スーパーマンが敵(ナチス)をバッタバッタと倒していく。戦争では同盟国だった日本の国民でありながらも、その点は日本人にも共感する。かっこいいわー、そんな表現がぴったりだ。しかし、マーベル作品の特徴か知らないが、作品自体が筋肉質だ。ストーリーは無いに等しい。とにかく終始、キャプテン・アメリカが敵を倒すシーンが流れていく。それもいい、しかし、一つ個人的にすごく違和感があったのが、スティーブが持つ盾の存在だ。この世に1枚と存在しない超レア素材で作られた盾。あらゆる衝撃を回避するという優れもの。作品中では大活躍するアイテムですが、いかんせん盾に頼りすぎている面がありました。

敵が放つレイザー光も砲撃も殆ど全ての攻撃をシャットアウト!
盾を投げて敵を撃破。宿敵、シュミットの戦いでも盾でぶん殴ったり、投げて相手に当てたり大活躍するわけですが、正直な感想を言えば、スーパーマンになったから強いのでなく、その盾が強いのでは?という感想を抱きました。アイアイマンの時も「そのスーツが凄いんだよね?」って思いましたが、これはマーベラス作品に共通する問題でしょう。物語としては、可もなく不可もなくです。ラストのバトル、あのあっけないラストはちょっとがっかりしましたね。007的な死闘を繰り広げた末の勝利というのが欲しかったです。アメリカ人的にはここで拍手喝采なのでしょうが、ここは日本です。やはりお涙頂戴的な演出が欲しかった。

本作はアイアンマン、ハルク、マイティーソー、キャプテン・アメリカなどマーベル作品が大集結する2012年公開の「ジ・アベンジャーズ」へと続くストーリーとして構成されています。たぶん鑑賞後に抱く気持ちでしょうが、「1作目で完結して欲しかった」そう思います。アメリカの映画産業の戦略でしょうが、1粒で2度美味しいは消化不良を起こします。とりあえず、すかーっと気晴らしで見るには丁度いいと思います。

■ひと言映画評。

うーん、個人的に劇場版の「こち亀」がお勧めかな?