お笑い芸人「出川哲朗」×ドッキリの組み合わせ。リアクション芸人として確固たる地位を気づいてきた氏に30日間連続でドッキリを仕掛ける。これは面白くないはずがない!そう思ってツタヤでレンタルしてきました。よし観るぞ!とテレビの前に陣取ってワクワク、ドキドキです。…正直にな感想を言えば、がっかりでした。こんな美味しい素材を料理人の手によって殺しています。企画自体は面白いんです。ドッキリの定番といいますか、おしぼりで顔を拭いたらペンキで顔が真っ白とか、コーラのメントスが入ってて大噴射するとか、車が突然カースタントを行うとか、あるんです。でも演出とテロップが最悪です。毎日どっきりvs出川 [DVD]posted with amazlet at 12.03.26エイベックス・マーケティング (2010-02-05)
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1. 壊れる椅子コドモ13と名乗る子役のナレーションと★5段階での評価が、1つのドッキリ毎に行われるのですが、このコメントが酷いです。「おい、もっとちゃんとリアクションしろよ出川!」とか「次は期待してるぜ!」といった具合で全然、出川さんに対するリスペクトがないです。個人的に「出川哲朗」という人間は好きです。あれだけ酷い過酷な状況において、笑いを生み出す精神。これは尊敬に値するものがあります。いかにリアクション芸人だからとって、何でもして良いわけではありません。尊敬と人間としての教養が必要だと思います。その点で言えば、ロンハーやアメトーークといった番組のレベルの高さを感じます。仕掛け人と相手がウィン・ウィンの関係になっている。
2. フタが取れる七味
3. 底が抜ける紙コップ
4. お湯が止まらないポット
5. 粉が噴き出るドライヤー
6. 激辛わさび寿司
7. ペンキおしぼり
8. 噴き出すコーラ
9. 半ケツ女
10. 偽物ラーメン
11. 着ボイスがヤバイよ
12. 放尿中に生首
13. ビックリ人形
14. フライデー
15. 高級飲食店でオナラ
16. ドアノブにとりもち
17. 空からマネキン
18. 背中に張り紙
19. パンチラ記者
20. 変声カラオケ
21. 時計紛失
22. カメラが爆発
23. 着ボイスがアエギ声
24. 倒れる看板
25. 車にカヌー
26. トイレで水ビシャ
27. 愛車に落書き
28. 暴走タクシー
29. 熱湯風呂
30. ウソ記者会見
携帯のBeeTV配信が元になっているようで、かなり低予算です。
めちゃイケでお馴染みの車の後部座席から熱湯へドボン!なんていうドッキリもあるのですが、予算的な都合でロープをくっつけて行われています。おいおい、仕掛け人が見切れちゃダメだろと…。最後に記者会見という形で番組の内容が発表されるのですが、それまで全てが隠し撮りで出川さん自体、誰か仕掛け人でどんな番組なのか一切、知る事はありません。そんな状況で毎日、ドッキリを仕掛けられる。何か、かわいそうな気持ちになってきます。内Pでウッチャンナンチャンの内村さんがワイプ越しに「てっちゃん!」「てっちゃん!」と笑っている姿。そういう姿を「おいしい」というのではないでしょうか?
おいしい…けど、その反面、消化不良も起こしています。
■ひと言映画評
リアクション芸人は底辺じゃない!