あなたはお金に困っているだろうか?日本人の美徳として、お金については他言無用。人前でお金の話をするのはタブーみたいな雰囲気があるが、多くの人がお金に何かしらの悩みを抱えているだろう。「あー、今月カード使いすぎちゃったな」「全然、貯金が貯まらないなー」大小の差はあれ、お金と無縁という人はいないはずだ。

今回紹介する本の著者である田口さんも、お金に困っていたうちの1人だ。
キャバクラ通い、お酒、タバコ、ギャンブル。最高で500万円の借金を抱え、クレジットカードを多いときには10枚も持ちキャッシングの繰り返しだったそうだ。しかし一念発起して、借金を見事に完済。今では執筆業の傍ら、講演活動などを行い、夢だったお金に不自由しない生活を送っている。そう聞くと多くの方が「才能があったからだよ」という思いを抱くと思うが、お金が貯まる人、お金が貯まらない人の一番の差は心がけだと著者は言う。

今回はそんな、「なぜかお金が貯まる人」がやっている10個の良い習慣を紹介してみょうと思います。
どれも小さな事ですが、お金に対する意識を変える手助けになるでしょう。
●「なぜかお金が貯まる人」がやっている10個の良い習慣。

1.財布の中がきれいなのは当たり前と思っている。

お金が貯まる人に共通する事はお金を大切に扱っているという事です。あなたの財布はどうだろう?ポイントカードやレシートで財布がパンパンになってはいないだろうか?自分の財布に幾ら入っているのかも把握していない。これではお金が貯まるはずもない。お金の神様もあなたの前を素通りしてしまう。田口さんもお金が無い頃は、ボロボロの財布を使っていたそうだ。貯金よりも投資よりも、まず自分の財布の中身を確認しましょう。

「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?」という本を参考に、新しく財布を新調する際には、ぜひ長財布をオススメします。
2.靴の手入れが行き届いている。

あなたの靴はボロボロで汚れていないでしょうか?もし汚れているならすぐに磨きましょう。これは、あるコンサルタントの人から言われた話だそうですが、いくら身なりを整えたところで、肝心の足元がしっかりしていない人は信用できない。足元にきくばりができる余裕が必要だ、と言われた事をきっかけとしているそうです。田口さん曰く、人の足元は「どれだけ気配りできるか」「どれだけ心余裕があるのか」のバロメーターだそうです。

オシャレは足元から…と、よく聞きますが、まさにその通りなのかもしれません。

3.お金がなくても「お金がない」と言わない。

田口さんはよく講演などで、「お金のストレスフリー」という言葉を口にするそうです。これは文字通り、「お金に対してストレスを感じない状態」のことを示しています。自分の身の丈に合ったお金の使い方のできる人は、「お金がない」とは考えない。例えば、ほしい物に出会ったのに、買えるお金がなかったとします。「お金のストレスフリー」にある人は、「お金が貯まるまで待とう」と冷静に考えられます。

浪費せず適切にお金窪使う事で、お金も自然と貯まっていきます。
お金が無いと良い訳しない人だけが、お金を貯めることができるのです。


20071122_180956_NEC_0004 / くーさん


4.できる範囲で他人のためにお金を使える。

お金に好かれるためには、自分で貯めるだけではなく、他人のためにお金を使う事も重要です。たまには奢ってみたり、旅行のついでに友達や知人におみあげを買ってみたりする。貰った相手からすれば、それは金額よりも「あっ自分のために買ってきてくれたんだな」といった好意の方が大きい。間違ってはいけないのは、それは、できる範囲でするという事です。お金もないのにブランド物を大量に買ったりするのはダメです。そして決して、見返りを求めない事も大切です。

この前、5000円のプレゼントをしたのに、誕生日に1000円のプレゼントしかくれなかったと言うのは、お金が貯まらない人の事です。とにかく、できる範囲で。これが大切です。

5.大きいお金を使うことに慣れている。

無駄遣いをしたらお金が無くなるじゃないか、そう思う人も多いと思いますが、大きいお金に慣れているほど小さなお金を扱えるのです。会社に勤めていれば「何百万、何千万」というプロジェクトに携わる経験もあるかもしれませんが、大きいお金ほど責任と決断力が求められるのです。これは会社に限った話ではなく、プライベートでも、

「資格試験の学校に通う費用に30万円使ってみる」
「ヨーロッパ旅行に30万円使ってみる」

でもいい。その決断力は判断力がお金を貯めるためには必要になってきます。


iPhone に電子マネー機能が搭載されました / youhei.nitta


6.虫歯がないようにしている。

お金の貯まる人には「虫歯」がない。
お金を貯められるということは、自己管理ができているということたです。極端なことを言えば、「虫歯をつくる」と「借金をつくること」は同じだと田口さんはいいます。そんな田口さんもお金が無い時には虫歯がたくさんあったそです。それを全て治療して、今では3ヶ月に1度歯のメンテナンスに行っているそうです。

僕はこの項目が一番衝撃的でした。何を隠そう、僕には虫歯が何本かあって治療しなければなりません。なかなか時間が無い(本当は怖い)ので、行っていませんが、やはり自己管理できてない!と言われればそれは真摯に受け止めるしかありません。歯が無ければ美味しい料理だって食べられないし、もしも前歯がなかったら「こいつ大丈夫か?」と思われますよね。歯は大切です。

7.経費精算をマメにしている。

会社に勤めていると経費としてタクシー代や打ち合わせでの喫茶店代などが経費で落とせる。レシートや領収書を貰って会社で精算してもらうのが一般的な流れだが、この作業で面倒で経費精算をサボっている…という人も多いかもしれない。でもよく考えると、一度自分で立て替えたお金なわけだから、それをすぐに精算しないのは問題です。あまりにも長い時間立て替えておくと、一度に大量のお金が入って「ラッキー臨時収入だ!」と思ってパーっと使ってしまう可能性がある。

面倒ではありますが、こまめに精算する事を心がけましょう。


International Money Pile in Cash and Coins / epSos.de


8.テレビから必要な情報だけを得ている。


テレビっ子の僕としては、頭の痛い問題です。最近、できるビジネスマンはテレビを観ないと聞く。確かに、夜中家に帰ってビールとおつまみ片手にテレビのバラエティ番組を観ているのは楽しい。でもそこに何かしらの生産性があるとは思えない。同じ2.3時間でもビジネス書を読んだり、語学学習に当てていた方がよっぽど社会にとって有利に働く。テレビは時間泥棒…まさにその通りだ。

でもテレビが好きだ。という人にオススメなのが録画できる「ブルーレイレコーダー」を買うという方法だ。安い物なら3万円台で買える。好きな番組を受身的にではなく視聴でする。うちはソニー製を使っているが、ソニーはCMカット機能が優れていて、ボタン一つでCMを飛ばしてくれる。1時間の番組なら48分ほどに短縮できる。テレビ好きの方は是非、購入を検討してみてほしい。

9.食事を大切にしている。

お金を稼ぐには、何んと言っていも体が資本です。
著者である田口さんはその当時、野菜を一切摂取せずマクドナルドのハンバーガーや焼肉を好きなだけたべていたそうです。会社を辞める前には体重が90キロ近くにまでなっていたそうです。欧米ではよく「太っている人は昇進できない」それは、自己管理のできない者に重要な案件は任せられないという理由からだそうです。

自分の体も管理できないのにお金の管理ができるはずもありません。

「健康でいるということは、実はとても難しいことだ」

健康もお金も自己管理が大切ですね。


money / 401(K) 2012


10.朝の活動を楽しんでいる。


お金が貯まる人は朝の時間を大切にしている。別に夜でもいいじゃん!という方も多いかもしれない。しかし、1日働いて夜9時や10時頃に帰ってくる。シャワーを浴びて飯を食って、さぁ仕事しょう!という気分になれるだろうか?資料作りも大切なお客さんへのメールも眠い目をこすりながらでは効率が悪い。夜2時頃に寝て、出社ギリギリに起きる。これでは何のための夜更かしだか分からない。それよりも朝の方が頭かすっきりしていて、効率が良い。大切なお客さんへのメールも仕事の資料作り、ブログの更新も断然、朝の方が効率が良いのてす。

仕事をしなくても朝の読書は心地良い。
夜ちょっと早めに寝て、朝早めに起きる。それだけで優越感に浸れるのだから、これほど安いものはないです。

●まとめ

10個の項目を見て共通している事はやはり、お金が貯まる人というのは自己管理もしっかりしているという事です。お金の無い自分とお金のあ他人を比較してみるのも面白いかもしれません。本当の意味では、お金を貯めるのに無理にお金を稼ぐ必要はありません。今ある収入をやりくりする事が最短の方法だと思います。