楽天と言えば、今や日本を代表するネット通信会社です。お水から高級ブランド品まで、楽天にない物はないのではないか?と思うほど、多数の商品を扱っています。今や年間の流通額が1兆円を越えるとまで言われている。最近では、電子書籍「コボ」を発売したり、ライバルであり世界最大のネット通販大手「アマゾン」と比較される事も多くなってきました。発売が2007年と古いのですが…本書、「成功のコンセプト」は楽天の社長である三木谷社長が、楽天の設立から現在に至るまでの経緯や思いを綴った本です。
本書が語られている「成功のコンセプト」とは何か?簡単に要約すれば、以下のようになります。
・常に改善、常に前進
・Professionalismの徹底
・仮説→実行→検証→仕組化
・顧客満足の最大化
・スピード!! スピード!! スピード!!
この5つは楽天の社内であったり社員にカードが配れていたり、楽天社内の社訓ともなっているものだそうです。楽天と言えば、少し前はTBSの買収に動いた時に「なんで買っちゃいけないんですか?」という発言が物議を起こしていました。僕自身も、楽天って買収ばかりする乗っ取り屋的なイメージがありました。しかし、この本に出会ってその思いは180度変わりました。簡単に言えば、世界一泥臭い企業=楽天となるでしょう。最近では、社内の英語公用化が話題になっていましたが、海外を真似るのではなく、優れた日本モデルを世界に展開する。そのための英語だという事が、分かりました。
楽天は社内には清掃業者かいない。代わりに社員自らが清掃を行うそうです。
おそらく掃除はやっぱり自分たちでやることになるはずだ。楽天は社員にとっての家であり、自分の全力をかけて戦うフィールドなのだ。そのフィールドで1人1人の社員がプロフェッショナルとして、顧客満足度を最大化するという目標に向かって是力で疾走する。それが僕の理想とする楽天のあるべき姿なのだ。プロフェッショナルとは、お金ではなく、その仕事にどれだけ魂を込めれるかどうか。楽天がサービスを世紀末の頃、誰が今のようにネットであらゆる物が買える時代になると想像しただろう。サービス開始当初は参加数が3軒という散々の結果だった。しかし、地道な努力と根性でそれを乗り切った。三木谷社長は、仕事に対する価値観として、こんな言葉を綴っている。
面白い仕事は無い。仕事を面白くする人間がいるのだたぶん、大学3年生がこの本を読んだら、就職試験の候補に間違いなく「楽天」を加える。とても読みやすく、仕事に悩むビジネスマンの方にはオススメ、すごくいい本です。


