NTT Docomo Yoyogi Building / Dick Thomas Johnson
MNPで苦戦を強いられているドコモが大きな1手を打ち出した。それは端末価格の大幅な値引きだ。ニュースによると、
初めてスマホを使う人向けの割引(5000円)と、10年以上継続してドコモの携帯を契約している人向けの割引(5000円)の額をそれぞれ2倍に引き上げる。両方に該当すると最大2万円の割引になり、XPERIAは約5000円、GALAXYは約1万5000円で買えるようになる。ニュースを見る限りでは反応は上々でドコモ渾身の一撃か?とも考えられる内容だ。ただ僕は、ドコモがこのような戦略を取ってもMNPによる純増数は大幅に増えないのではないか?と思っている。これは先日のテレビ東京系WBSの情報ですが、未だにドコモの契約者のうち半数近く約3000万契約数がガラケーのユーザーだという事が報道されていました。その放送の中では「スマホは使い難い」というお年寄りや「電池の持ちが良くて、最低限の機能でいい」というユーザーの声が紹介されていました。補足すると、auも大体2000万契約がガラケー利用者だそうです。
ドコモ、スマホ人気機種を最大2万円割引 : ニュース : ネット&デジタル : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
これだけiPhoneやAndroidが話題になって、尚もガラケーを利用するという事は、今のガラケーに独自の進化を加えれば、まだまだガラケー市場は伸びるのではないでしょうか?auとドコモを合わせれば大体5000万のガラケーニーズがあるわけです。
ガラケーでLINEが出来るとか、Facebook対応にするとか、まだまだ改良の余地はありそうです。
今回の新端末発表では殆どの機種がスマホですが、次の新機種発表会でガラケーを全面に打ち出すのも面白いのかもしれませんね。