最近、株投資に興味のある管理人のまめタンクです。何千万とか何億といった資産は勿論ないのですが、経済の知識を学ぶために小額でも始めるのはいい、アベノミクス効果とかありますしね。ただ、闇雲に「儲かるぞー、さぁ全額を株へ」とは思ってなくて、健全な投資を目指しています。その上で大切なのが株の知識です。株はギャンブルと思っている人も多いと思うのですが、短期で売買を繰り返すデイトレードは別として、将来の価値に投資する。これはもの凄く全うな気がしています。専門書は数限りなくありますが、やはり初心者なのでまずは基礎から、、と思い、本書を手に取りました。
基本的な売買の仕方から、失敗例までとても簡単にまとめられていた。
とりあえず、これ1冊を読めば株で損する儲かるは別として、売買に参加できます。

割安度を計る「PER」とか「PBR」といった専門知識が分かり易く解説されています。
個人的になるほど!と思ったのが「営業キャッシュフロー」についてです。業績は好調でも手元に現金(収入)がなければ会社が続けられない。初心者はチャートばかりに目がいってしまいますが、そういう分析も重要なんだと理解しました。6章で失敗例が簡単にまとめられていますが、これはもの凄く参考になると思います。例えば、5万円で買った株価が4万5,000円に下がった場合、損切りという行為を行うのが普通ですが、初心者は「まだ上がるあかもしれない」と思って、売却を躊躇してしまう。それで損を拡大してしまう事が、多々あると、、。

それに加えて、小額の利益は実は手数料などを含めると、それほど儲けはでない、といった事が書かれています。最後に、本書に書かれている投資の極意を紹介してみようと思います。

1.株価の変化に惑わされないこと。
2.理解できない会社の株を買わないこと。
3.取引のタイミングを意識し過ぎないこと。
4.取引の回数を減らしコストをできるだけ少なくすること。
5.分散投資を心かげること。


とりあえず、基本的な事はこの本1冊で分かります。
ただ、儲かるか儲からないかは別問題。もっと専門的な本を読んでもいいですし、5か条を参考に有望な投資先を分析するのも手です。2009年出版ですが、人気なようで中古でもなかなか価格が下がりません。株の初心者にはお勧めです。