scene from a book store in tokyo, japan.
scene from a book store in tokyo, japan. / torisan3500


最近、政治や経済に関する記事を読む機会が多いです。まだ全然未熟なので最低限の知識は学んでおこう、というのが動機なんですが、色々な本を読むうちに「テレビで言ってた事と本に書いてある事は違うぞ」と思う事が多々あります。例えば、韓流ブームであったり、日本の借金だったりするわけですが、沢山の本を読むうち、次第に「テレビよりも本の方がまともな事が書いてあるぞ」、逆の意味では「テレビばかり見てたら情報に偏りが生じるぞ」と思うようになりました。

でもバラエティーは大好きなので見続けます。

テレビは確かに映像という面では優れているでしょう。現場の映像は本には載ってないですし、テレビの特権を活かしたインタビューなどは魅力です。しかし、テレビは利権が多すぎる!と思うようになってきました。例えば、原発事故に端を発する東電の体質が問題になりましたが、テレビは基本的には批判はしませんでした。それは簡単に説明すれば、大スポンサーである東電に遠慮をしているのでしょう。例えば、孫正義が逮捕されてもテレビは擁護に回るのでは?とも思います。

例えば、テレビは「スポンサー」「利権」に遠慮します。テレビは視聴者の広告収入で成り立っているという事はよく言われますが、実際にテレビ局が見るのは視聴者ではなく、スポンサーだったりします。それは仕方ない部分もありますし、それが悪いとは言いませんが、ある意味でカラダがもの凄く固いのです。

逆に、本の著者は「本が売れる事での印税」以外の収入がありません。売れるためには何をすれば良いのか?というと、つまり「良い本を書く」という事しかできません。つまり、純粋に良い物、まともなものが生み出される土壌があるのです。まぁ最近はベストセラー狙いだったり自己啓発本の類いはありますが、あるテーマに対して能動的に知りたいのであれば、情報はテレビよりも本の方が有益です。ただその点で言うと、新聞は直接購読料を払っているだろう!という意見も聞きますが、新聞は記者の質に記事が影響を受けます。大新聞であっても間違いがあるので、その辺は注意が必要です。

浅く広くではなく、たまには深く狭くといった事も大切だと思います。
何冊か読んでいて「あっこういう意見もあるんだ」「いや僕はこう思うなー」の瞬間に、自分で物を考えているという事になるのだと思います。