最近、YouTubeにアップされている違法動画ではなく、一般の素人が投稿した動画が面白いと思っている。一時期のYouTubeはテレビ番組といった違法動画を見る楽しみがあったけど、最近は対策が厳しくなり殆ど見る事はなくなった。僕は基本的にYouTubeは音楽のPVを見る場所だと思っているけど、最近は一般人の動画が熱いのだ。コメディから政治経済まで幅は広い。確かに、民放キー局の番組に比べたら糞だと思うよ。ただ時間が絶妙なのがYouTubeの動画だと思う。大体、3分〜5分、制限限界で10分という時間がいい。例えば、「iPad mini」が欲しいけど、どんな感じなのかな?という事を開封動画を見る事で知る事ができる。そんなYouTube界でカリスマ的な人気を誇るのが、本書の著者であるMEGWINさんだ。
コメディ動画では知らない人はいない、というほどの人気者だ。動画の累計再生数は2億回を越える。元は芸人を目指していたそうだが、売れずに現在の道を歩んだそうです。


まぁ正直に言うと、この本は経済の本ではない。決して、稼げる方法が書いてあるわけでもない。ただ、これからYouTubeに動画をアップしてみょうかな?とか、既にYouTubeに動画をアップしている、という人にとっては90点を出してもまだお釣りが来るような良書だ。ただ、まったくYouTubeに興味が無い、今後もアップする機会がない、という方はこの段階で別の記事を読んでいいと思う。

本書の目標はYouTubeで一攫千金を狙うのではなく、週に1本というペースで地道に更新しながらアドセンスで月に数万円を稼ぐ事だ。サラリーマンやト主婦にとっては大きいだろう。本書の感想を言えば、もの凄くまったとうな本だと思った。特別に難しい事は一切書かれていない。

「手ぶれは避ける」
「分かりやすい動画を心かげる」
「サムネイルは重要」
「ハプニングは毎日起こらない」
「タイトルを意識しろ」
「最初の15秒が大切」

といった事が書かれている。
ただ思ったのは、やはり自分の顔を出すという事は、ある程度のリスクを覚悟しておかなければならない、という事でしょう。成功すれば人気者になって町中で「あっ動画観てますよ!」なんて言われたりする。この本を読んで思った事のもう一つは、既に会社に所属して給料を貰う、といった事ではなく、趣味の動画を投稿して食べる事のできる手段を人類は手に入れたという、ある意味で革命が起きたのだ。

最後に、著者はこんな言葉を残している。
YouTubeはテレビではできないことをするから面白い
まさにその通りだと思う。株やせどりよりも随分と夢がある世界だ。