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2013年も半分が過ぎましたね。つい最近、お正月だなーって思っていたら、いつの間にかです。年初の目標として「年間200冊読破」という目標が掲げたわけですが、半年で約100冊ほどブログで紹介する事ができました。中には名著あり、駄本ありでしたが、そんな今年も半分過ぎたという訳で、2013年の上半期に読んだ本の中で「これは面白かった!」という本をベスト20形式で紹介してみようと思います。皆様の読書の参考になれば幸いです。

●2013年上半期に読んだ約100冊の中から選ぶ、スゴ本ベスト20。

20位 「世界征服」は可能か?

結構前の本ですが、今更読みました。「世界征服」を扱った笑い狙いの本かと思ってましたが、本当に客観的にそして歴史的に「世界征服」の実現性を語る。一応、図書館では本書はティーンズ扱いになっているが、大人が読んでも「なるほど!そういう事か」といった驚きがある。むしろ、大人にこそ読んでもらいたい1冊です。


19位 成功のコンセプト

楽天がサービスを世紀末の頃、誰が今のようにネットであらゆる物が買える時代になると想像しただろう。サービス開始当初は参加数が3軒という散々の結果だった。しかし、地道な努力と根性でそれを乗り切った。三木谷社長は、仕事に対する価値観として、こんな言葉を綴っている。「面白い仕事は無い。仕事を面白くする人間がいるのだ」たぶん、大学3年生がこの本を読んだら、就職試験の候補に間違いなく「楽天」を加える。とても読みやすく、仕事に悩むビジネスマンの方にはオススメ、すごくいい本です。


18位
 非選抜アイドル

ある意味で「AKB48」は、社会の縮図と言えるのかもしれない。華やかな裏で、努力がない者は去る丸その一方で、努力が評価される世界なのだ。僕らも、夢や希望を持って生きている。でも、どこかで「いゃ俺は無理だから」「いゃ私は無理だから」という理由で目の前の事から逃げていないだろうか?漫画ワンピースが評価される一番の理由は、ゴールド・ロジャーが残した一繋ぎの大秘宝を純粋なまでに信じている点だ。僕らも様々な状況を「おもしろ」と思えるだろうか。「おもしろい」と思えたら、こっちのもんだ。


17位 わかったつもり 読解力がつかない本当の原因

「わかった」状態とは「わからない」事がない状態と言えます。「「読む」という行為の障害は、「わからない」ことだと一般的には考えられています。このことは、「わからない」から「わかる」に達する過程では、そのとおりです。しかし、「わかる」から「よりわかる」に達する過程における「読む」という行為の主たる障害は、「わかったつもり」なのです。「わかったつもり」が、そこから先の過程を阻害することなのです。」僕は、この本を読んで怖いと思った。


16位 ラジオのすごい人たち: 今こそ聴きたい34人のパーソナリティ

今、ラジオが熱い。ラジオの中にはテレビにはない面白さかある。時には毒舌、とくには感情的に物事を語る。小島慶子、オードリー、きゃりーぱみゅぱみゅ、さぁラジオを聴こう。


15位 お金はいつも正しい

ホリエモンの本は何冊か読んでいるけど、この本はいい。ホリエモン本の中でもベスト3な入る良書です。ホリエモンの本と言えば初期の頃は「100億稼ぐ仕事術」「稼ぐが勝ち」といった本の中で「お金で買えないものはない」とか「お金を稼ぐ事が正義」みたいな過激な発言をしている。それが逮捕後から徐々に変わりつつある。一貫してライブドア事件に関しては罪はないと事件を否定しているけれども、最近の本。特に、本書「お金はいつも正しい」の中ではお金を稼ぐ事の意味や働く事の意味を若者に問いかける。


14位
 アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ

1900年初頭、海底に沈む古船からある不思議なものが発見された。複数の歯車があり一見すると機械のように思える。それが長年に渡るロマンを生む事になる「アンティキテラ」だった。約2000年前に作られたと見られる機械だった。この発見と解明の過程をドラマチックに綴る。科学ミステリーでは「フェルマーの最終定理」が一番と思っていた。でも本書はそれに匹敵する。たぶん、そんじょそこらの小説よりも抜群に面白い。


13位 600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス

本書は、世界最大級のレシピサイト「クックパッド」のビジネスに迫った本です。おもしろいです。ただのレシピサイトかと思ってましたが、そこには最新のテクノロジーと運営側の情熱が籠っている。クックパッドはレシピサイトではなく、テクノロジー企業なのだ。


12位 未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

人生、1回しかありません。つまらない仕事で一生を終える必要はありません。楽しいと思えるか?ワクワクできるのか?選択肢は色々ですが、2回目の人生を歩み出すチャンスなのかもしれません。具体的に明確に自分の未来を作り上げていく必要があります。それは本来、楽しい作業なのかもしれません。


11位 いよいよ、韓国経済が崩壊するこれだけの理由

我々日本人が思っている韓国とは違う姿。ある意味ではこれが韓国の現実なのかもしれません。別の意味では韓流や韓国を持ち上げるメディアの怖さ、その一面も垣間見える本でした。

10位 クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道

大前氏の本を読んでいて思う事だが、この人は日本を愛しているんだな…という事です。別に大前氏クラスであれば、海外に移住して悠々自適に老後を過す事もできるだろう。別に本を書いて警鐘しなくてもいい。それこそ、90年代初頭の「平成維新」から、道州制やその他モロモロに関しての主張が変わっていない。それほど日本の政治や官僚は変わっていないという一つの証明だが、この本を読んだ1人でも多くの人が「この国はダメだ変えなくては」と変わる事。それが著者にとって一番の願いなのかもしれない。


9位 知らないと恥をかく世界の大問題4 日本が対峙する大国の思惑

本作でシリーズ4作目となる池上さんの国際情勢の解説本。僕自身、1と2だけ読んで3は未読なんですが、シリーズ4作目となる本作の表紙の池上さんのドヤ顔を見てしまい、つい手にとってレジへ。正直に感想を言えば「面白かった」という感想です。たぶん多くの人は、「そんな簡単な事分かってるよ」と思うかもしれません。確かにシリーズを重ねる毎にマンネリ感は否めませんが、本作が面白い理由は、やはり世界情勢の変化でしょう。この手の本は世の中が変わるほど、世の中が混沌とするほど面白みのある本になってきます。


8位 社会人大学人見知り学部 卒業見込

ただ一つ言っておく、この本は間違いなく買いだ!オードリー若林と言えば、世間一般にはアメトーークでの「人見知り」や「女の子苦手」といった一面。ラジオを聴いているリスナーにとっては、攻撃的で世間を皮肉る一面がある。しかし、本書で書かれている姿、それが飾り気のない「若林正恭」本人の姿なのだろう。とにかく、面白い、そして人生に対して考えさせられる本だ。


7位 考具 ―考えるための道具、持っていますか?

間違いなく、今世紀最高のアイディア術の本だと思います。


6位 リブセンス<生きる意味> 25歳の最年少上場社長 村上太一の人を幸せにする仕事

アップルのスティーブジョブズの「やりたいことを見つけなさい、そのためのヒントはあなたが歩んできた道を掘り起こせば絶対にある」の言葉を引用しながら、「人は幸せになるために生きている。自分にとっての幸せは、相手に喜んでもらうこと、人を幸せにすることで生まれてくるものなのだ」と語っている。一世代前のホリエモンがお金を稼ぐ事、会社を大きくする事に重点を置いていたのとは違って、村上社長が企業を運営する理由は、利益や莫大な富ではなく、人を幸せにする事なんだと思います。


5位 俺は、中小企業のおやじ

「右と左に1つずつ、2つのポケットが付いたエプロンをしていました。たとえば今日仕入れてきたものが10万円なら、売り上げが10万円になるまでは「右のポケット」だけにおカネを入れてしまっておくのです。売り上げが10万円を超えたらはじめて、超えた分のおカネを「左のポケット」に入れるように。 」古いようで新しい経営哲学がここにあると思います。企業経営者は勿論、全てのビジネスマンにお勧めです。物語としても面白いですよコレ!!


4位 不格好経営―チームDeNAの挑戦

本書「不格好経営」は、創業者である南場さんの伝記であり、DeNAの歴史を綴ったもの。ビジネス書なので、経営に活かせる事、そして会社を大きくする方法が書かれていると読者の方は期待するでしょう。はっきり言う、本書には儲かる方法は一切書かれていない。でも、経営にとって一番大切な事が、ぎゅっと綴られている。それは、社員を大切にし、全労力、全勢力を経営に活かす事。まさに、本書のタイトルにもなっている「不格好経営」という事だろう。


3勝ち続ける意志力

ここ最近、読んだ中で間違いなくトップ3に入る名著だ。著者はプロゲーマーとして「世界で一番長く賞金を稼いでいるゲーマー」としてギネスに認定された。まぁそれだけなら普通の自叙伝だろう。しかし、本書は、いかに勝ち続けるのか?いかに努力するか?これはゲームに限らず全ての勝負事。全ての仕事に適応可能だ。


2 企業が「帝国化」する アップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔

これは色々な意味で名著だ!間違いなく、買って損はない。アスキー新書という事でIT系の新書を想像したが、内容は予想外のものだった。新しい支配者の形としてのグーバル企業。表では赤い口紅の女性が笑顔を浮かべているのに対して、裏では世界を操り、そして自己の利益を最大化している。ルポではないが、本書が伝えたい事は「若者は奴隷のように使われる場所からいかに避けるのか?」といった事だろう。ある意味で読後は衝撃的な余韻がたっぷりだった。



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 芸人交換日記~イエローハーツの物語~

誰しも夢を見る事はあるだろう、夢を追いかけ叶わない事だってある。人は簡単に夢を諦める事はできるのだろうか?芸人という世界で夢を見た2人の芸人の話がここにある。泣ける、泣ける、泣ける、今、夢を見る全ての人に送る超泣ける小説です。