:堀江、成毛、両氏が言うには、今は科学の力が足りないという事なんだ。科学技術が人間の規模を拡大してきた、と言っているんだけど、大衆に流されるのではなく、世の中が韓流や「ドラッカー」に傾向している時、そんな時こそ科学技術の本を読むべぎたと言う。

彩:彩はどちらかと言うと、文系かな?理系って凄い憧れるけど、どうしても数学にネックがあると思ったりする。数学が楽しくできれば理系もいいかなーって思うけど、数字を見た瞬間に頭がくらくらしちゃう。

:僕もどちらかと言えば、文系だけど、科学は科学でロマンっていうものがあるよね。例えば、アインシュタインの相対性理論。一般の人はそんな難しい事は分からない!って言うけど、実は身近にあるiPhoneの位置情報に使うGPS機能。これには宇宙と地球の誤差をコンマ何秒という単位で入れているんだ。相対性理論がある事で正確な位置を割り出す事ができるんだ。

:トリビア的に、へぇー、へぇー、へぇー。

:ホリエモは今では本業のメルマガ以外にロケット開発の責任者という一面もある。これは人類を月に送るといった壮大なものではなく、小さい人口衛星を1回1000万円程度という安価で飛ばす事を目的にしている。livedoor時代にロケットを買って話題になったけど、あれは失敗だったらしい。面白かったのが、宇宙が特別なものではなく、かなり身近になっているという点なんだ。

:TBSの秋山さんという人が企画で宇宙に行った話は有名だけど、今の時代、お金さえあれば宇宙旅行は可能なんだ。だから、日本で初めて宇宙に行ったのは毛利さんではなく、秋山さんなんだ。しっー、だよ。

:アポロは月に行ってないって友達が熱弁していたけど、どうなの?

:そういう話もあるけど、科学リテラシーがあればそんなウソには騙されないっていうのが2人の意見なんだ。
:iPhoneのギミックという点は興味深かった。Appleの凄さは端末の凄さではなく、キビキビと動きシステムの構築だって言う。それで面白かったのが、iPhoneを起動する時に横にスライドするあれ。あの瞬間に何か起動に関する操作をしているのではないか?というのがホリエモンの見解なんだ。

:彩はまだガラケーだよ、もっと大人になったら自分のお金でiPhone買うっっ!!

:ラーメン店の経営者がベンチャーみたいな顔をしている事にホリエモンは不快感を示している。結局、それはベンチャーではなくただのラーメン屋だと言っている。本当のベンチャーというのはサイエンスだった言っているけど、それは凄く同意する。世の中に無いもの、未知の挑戦をしている事に意味があると思う。だって、そっちの方がかっこいいから。

:ラーメン、つけ麺、彩イケメン!!

:ホリエモンはあとがきで、「世界を変え、世界にパラダイムシフトを起こし、人類に希望を与えるのは科学技術であり、それを事業化して人々に影響を与えることが何とエキサイティングな事か」と綴っている。

:普段何気なく使っているものが科学技術の恩恵を受けていたりする。結局、おっさん2人があれこれ語るという内容だったりするんだよね。寿命がどうのこうの、ウィルスがどうのこうの。儲けという言葉が付いているけど、正直に言えば本書の大部分がホリエモンが開発するロケットの話になっているのが残念だったりするよね。これは科学の本なのか?と言えば疑問が残ったりする。たぶん、2人のネームバリューが無かったら、正直キツいと思った。ただ、2人が好きという方は読んでおいても良いのでは?

☆☆儲けたいなら科学なんじゃないの? 55点(100点満点中)