たぶん、日本を変えるという意味では良い本なんだと思う。ただ個人的には複雑な感情を抱いた。200ページ弱で話し言葉(対談)で書かれているので、とても読み易い。ただ、読んだ後に何か衝撃が残ったのか?というと、そうでもない。例えば、選挙制度を年代別に割り振るとか、老人は若者に品格を言う前に年金を辞退しろっ!とか、官僚は元々優れてはいなかった、日本は法学部に支配されているのか?といった話も興味深い。
ちなみに、本書のテーマとなっている10の提言とは以下のようなものである。
1.20代の政治家・官僚・民間人による「未来の内閣」設置
2.世代別選挙制度の実現
3.現在の公的年金制度を解散、保険料は全額返還
4.地方中核都市への人口一極集中化を誘導
5.参議院を憲法審議機関とする
6.正規社員と非正規社員の区別撤廃
7.外資系製造業を積極的に誘致し、日本国内にマザー工場設置を促す
8.上場企業には会社法で認められた範囲以上に厳格なルールを適用
9.経済犯の罰金を不正利益の10倍ルールに
10.戸籍制度の全廃と婚外子の権利制限撤廃
言っている事は正しいと思う。別に突拍子もない事を言っているわけではない。ただ逆に突拍子も無い事を言っていない事が問題であったりもする。たぶん、僕がこの本の中に欠けているものが何かと言えば、情熱なんだと思う。確かに、国を変えたいという意思は確認できるけど、2人とも政治家でも知事でもない。これが実際に実現できるのなら凄いと思うが、あくまで傍観者のような気がしてならない。本という自由な媒体だからこそ、「大統領制を実現しろ!」とか「消費税を0%にするぞ!」くらい衝撃的な話が欲しかった。ただ、言っている事は理解できるので、政治に興味がある方は読んでみても良いかもしれない。ただ、やっぱり読後には複雑な気持ちが残った。
ちなみに、本書のテーマとなっている10の提言とは以下のようなものである。
1.20代の政治家・官僚・民間人による「未来の内閣」設置
2.世代別選挙制度の実現
3.現在の公的年金制度を解散、保険料は全額返還
4.地方中核都市への人口一極集中化を誘導
5.参議院を憲法審議機関とする
6.正規社員と非正規社員の区別撤廃
7.外資系製造業を積極的に誘致し、日本国内にマザー工場設置を促す
8.上場企業には会社法で認められた範囲以上に厳格なルールを適用
9.経済犯の罰金を不正利益の10倍ルールに
10.戸籍制度の全廃と婚外子の権利制限撤廃
言っている事は正しいと思う。別に突拍子もない事を言っているわけではない。ただ逆に突拍子も無い事を言っていない事が問題であったりもする。たぶん、僕がこの本の中に欠けているものが何かと言えば、情熱なんだと思う。確かに、国を変えたいという意思は確認できるけど、2人とも政治家でも知事でもない。これが実際に実現できるのなら凄いと思うが、あくまで傍観者のような気がしてならない。本という自由な媒体だからこそ、「大統領制を実現しろ!」とか「消費税を0%にするぞ!」くらい衝撃的な話が欲しかった。ただ、言っている事は理解できるので、政治に興味がある方は読んでみても良いかもしれない。ただ、やっぱり読後には複雑な気持ちが残った。