最近、いっきに読破しているさわかみ投信の澤上氏の本。確かに、澤上さんは経済の専門家ではない。もしかすると、こういう本を出す事も間違いなのかもしれない。しかし、言っている事は正論だと思う。細部まで分析すれば、間違っている点や誇張した部分もあるが、その辺が魅力なのだ。本書は投資メインではなく、日本の経済を中心に最終的に「長期投資」を薦める内容にになっている。
●3〜4%の成長などいつでもできる。
日本は成長しない。というのが日本人の多くの認識だが、その背景にはバブル崩壊、そしてその後の不良債権問題が絡んでくる。例えば、1992年の総合経済対策費10兆7400億円を皮切りに、2011年10月までに約373兆円を景気浮揚に使ってきた。日本のGDPが平均で400兆円だと考えると、年間19兆円であれば、4%の成長をしていてもおかしくないという。
その陰で便益を受けたのは銀行だったりする。もしは仮に利息が現在のように、ほぼ0%ではなく、3%〜4%であれば、利息だけで国民に20兆円や30兆円といった金額を還元する事ができた。これが日本のGDPで最大の割合を占める消費に回れば、間違いなく、景気は上向いていた、、というのが澤上氏の主張だ。
●独裁政治だったからこれだけの手が打てるのに、、。
もし仮に日本が独裁政権だったと過程しょう。その時、澤上氏ならどんな手を打つか。
1.年金不安を一掃する。
まず、消費税を国民皆年金税にする。現行の5%を毎年2%ずつ上げて、将来的に15%まで引き上げる。積み立て方式を廃止して、全ての年金を税ベースに変更する。これによって未納や年金の不安から国民は解放される。
2.国民年金の積み立てと運用をやめる。
現時点で100兆円を越える運用をしている年金資金の運用を全て廃止する。これは投資家としての澤上氏としては以外な展開だが、100兆円を効率的に運用する保証が無い事が理由だそうだ。
3.納税者番号でコンピューター管理にする。
今も議論されるいるが、国民全てに番組を割り立てる。その上でコンピューター上で納税を行う事で効率的で確実に納税を行う事ができるようになる。生活保護の不正受給も無くなり、公平な税制度が実現できる。
4.個人の所得税を引き下げる。
がんばったら税金で持っていれるというのは不満がある。全体的に税金を下げる事で、金持ちに対しても気持ちよく税金を払ってもらえるシステムを構築する。
5.法人税も大幅に下げる。
世界的に高い40%を越える法人税を世界平均の20%後半まで下げる。日本の企業に納得のいく税システムの構築。
6.補助金を5年以内に廃止する。
ゾンビ企業や天下りの根絶ができる。
7.行政のスリム化で財政赤字を一気に減らしてしまおう。
納税者番号などを導入する事によって役所の仕事は大幅に減らす事ができる。要らない仕事を廃止して、役人の仕事のスピードを劇的に上げよう。
●利益が伸びない会社にこそ投資しろ?
で、面白かったのが、基本的に「さわかみ投信」のポリシーとして、株価で買うのではなく応援する事を大切にしている。デイトレードのように瞬時の動きできなく、5年や10年といったスパンで会社を応援する。確かに、少子化や成熟化で爆発的な需要は見込めないが、日本には冠たる生産システムがあって、それは中国や韓国がおいそれと真似る事はできない。例えば、利益が出ていない会社であっても、6%を配当として出す事で、株主にその分だけの利益を還元している事になる。それを複利で計算すると、5年で33.8%、10年で79%にもなる。
●インフレになるから株を買おう。
というのが、澤上氏が数々の著書で言っている事。インフレになれば当然、お金の価値は下がるわけで、その前に長期投資の名目で株を買っておく。これも著書で言っているが、短期の売買ではなく、長期の投資だ。その上で大切なのが、社会にとって必要な会社の株を買うという事だ。今流行だから、、ではなく、ずっと応援したい企業の株を買う。まさに、長期投資だ。
勿論、リスクはあるけども、、。
お金に責任を持とう。
これが本書に貫かれたテーマでしょう。
●3〜4%の成長などいつでもできる。
日本は成長しない。というのが日本人の多くの認識だが、その背景にはバブル崩壊、そしてその後の不良債権問題が絡んでくる。例えば、1992年の総合経済対策費10兆7400億円を皮切りに、2011年10月までに約373兆円を景気浮揚に使ってきた。日本のGDPが平均で400兆円だと考えると、年間19兆円であれば、4%の成長をしていてもおかしくないという。
その陰で便益を受けたのは銀行だったりする。もしは仮に利息が現在のように、ほぼ0%ではなく、3%〜4%であれば、利息だけで国民に20兆円や30兆円といった金額を還元する事ができた。これが日本のGDPで最大の割合を占める消費に回れば、間違いなく、景気は上向いていた、、というのが澤上氏の主張だ。
●独裁政治だったからこれだけの手が打てるのに、、。
もし仮に日本が独裁政権だったと過程しょう。その時、澤上氏ならどんな手を打つか。
1.年金不安を一掃する。
まず、消費税を国民皆年金税にする。現行の5%を毎年2%ずつ上げて、将来的に15%まで引き上げる。積み立て方式を廃止して、全ての年金を税ベースに変更する。これによって未納や年金の不安から国民は解放される。
2.国民年金の積み立てと運用をやめる。
現時点で100兆円を越える運用をしている年金資金の運用を全て廃止する。これは投資家としての澤上氏としては以外な展開だが、100兆円を効率的に運用する保証が無い事が理由だそうだ。
3.納税者番号でコンピューター管理にする。
今も議論されるいるが、国民全てに番組を割り立てる。その上でコンピューター上で納税を行う事で効率的で確実に納税を行う事ができるようになる。生活保護の不正受給も無くなり、公平な税制度が実現できる。
4.個人の所得税を引き下げる。
がんばったら税金で持っていれるというのは不満がある。全体的に税金を下げる事で、金持ちに対しても気持ちよく税金を払ってもらえるシステムを構築する。
5.法人税も大幅に下げる。
世界的に高い40%を越える法人税を世界平均の20%後半まで下げる。日本の企業に納得のいく税システムの構築。
6.補助金を5年以内に廃止する。
ゾンビ企業や天下りの根絶ができる。
7.行政のスリム化で財政赤字を一気に減らしてしまおう。
納税者番号などを導入する事によって役所の仕事は大幅に減らす事ができる。要らない仕事を廃止して、役人の仕事のスピードを劇的に上げよう。
●利益が伸びない会社にこそ投資しろ?
で、面白かったのが、基本的に「さわかみ投信」のポリシーとして、株価で買うのではなく応援する事を大切にしている。デイトレードのように瞬時の動きできなく、5年や10年といったスパンで会社を応援する。確かに、少子化や成熟化で爆発的な需要は見込めないが、日本には冠たる生産システムがあって、それは中国や韓国がおいそれと真似る事はできない。例えば、利益が出ていない会社であっても、6%を配当として出す事で、株主にその分だけの利益を還元している事になる。それを複利で計算すると、5年で33.8%、10年で79%にもなる。
●インフレになるから株を買おう。
というのが、澤上氏が数々の著書で言っている事。インフレになれば当然、お金の価値は下がるわけで、その前に長期投資の名目で株を買っておく。これも著書で言っているが、短期の売買ではなく、長期の投資だ。その上で大切なのが、社会にとって必要な会社の株を買うという事だ。今流行だから、、ではなく、ずっと応援したい企業の株を買う。まさに、長期投資だ。
勿論、リスクはあるけども、、。
お金に責任を持とう。
これが本書に貫かれたテーマでしょう。