アメリカ、特にアメリカの大学と聞けば「超エリート」というイメージを抱くだろう。かく言う僕もそうだ。ただ、本書は冒頭から「米国製エリートは凄くない」とばっさり言う。世間一般的に言われている「入るのは簡単だが、出るのは難しい」という噂もウソで、殆どの学生が卒業しているという話が展開される。現時点で著者は東洋経済の記者をやっているようだ。慶応大学を経て、アメリカの名門スタンフォード大学に留学した際の実智が元になっているようだ。
確かに、本書を読めば「数学は中学レベル」であり、サンデル先生のような授業は殆どないという事が分かる。ただ、実際にGoogleの創業者であったり、Appleのスティーブジョブズなど、天才=有名大学という事は既定事実でったりする。これは日本でもそうだが、総合すれば中身は普通という事になるのかもしれない。ただ、日本の大学でも合コンやサークル活動に明け暮れる学生、後は就活といった人がいるように、一部で見ればアメリカにも日本にも天才はいる。本書の中で、学校の運営費の殆どが運用(出元は卒業生からの寄付)収入と書かれているが、面白いのはそれがアメリカを如実に表している点だ。つまり、99%対1%と構図は殆ど変わらない。全体を見ればレベルは低くても、一部の天才が世界的な企業を作り、寄付をする。そして、それを運営する事が成り立っている。
という意味では、著者が言う「アメリカの大学のレベルは低い」という事実はどうでもいいのではないか?とも思ったりする。
●Googleか失敗してもリスクは無かった?
で、もう一つ面白かった点がこの部分。
●歴史が浅いから歴史を学ぶ?
これも面白い点だった。アメリカは建国から数百年という歴史しか持たないが、それ故に、学校などでは歴史が尊重される。ただ、その歴史観は少し偏ったもののようだ。ちょっとした有名な教授であってもとうとうと、原発が無ければ日本の降伏と無かったと、語るそうです。
●アメリカはアメリカだと思える本。
この本の魅力は米国のエリートは凄いのか?という点ではなく、米国に根付く歴史観や感覚という部分でしょう。勿論、著者は生まれた時から米国に住んでいたわけでない、たった数年間の留学だ。ただ、アメリカは全体的に偏ったり、オカシな主張を持っていたとしても、それを総合すると「まぁ良い国だよね」という事になる点だ。それは一部の天才と、凡人を足して平均すると出る答えなのかもしれない。
ただ、アメリカが良いか悪いかと、日本が良いか悪いかは必ずしもリンクしていない部分もある。アメリカより日本の方が良いのか。日本よりもアメリカの方がいいのか。その点で意見が分かれるだろう。
米国製エリートは本当にすごいのか?
本書の注目点は、米国の大学が凄いのか?ではなく、タイトル通りそこだろう。
確かに、本書を読めば「数学は中学レベル」であり、サンデル先生のような授業は殆どないという事が分かる。ただ、実際にGoogleの創業者であったり、Appleのスティーブジョブズなど、天才=有名大学という事は既定事実でったりする。これは日本でもそうだが、総合すれば中身は普通という事になるのかもしれない。ただ、日本の大学でも合コンやサークル活動に明け暮れる学生、後は就活といった人がいるように、一部で見ればアメリカにも日本にも天才はいる。本書の中で、学校の運営費の殆どが運用(出元は卒業生からの寄付)収入と書かれているが、面白いのはそれがアメリカを如実に表している点だ。つまり、99%対1%と構図は殆ど変わらない。全体を見ればレベルは低くても、一部の天才が世界的な企業を作り、寄付をする。そして、それを運営する事が成り立っている。
という意味では、著者が言う「アメリカの大学のレベルは低い」という事実はどうでもいいのではないか?とも思ったりする。
●Googleか失敗してもリスクは無かった?
で、もう一つ面白かった点がこの部分。
グーグルの創業者であるラリー・ペイジやサーゲイ・ブリンは、たとえ起業に失敗しても、借金を背負うことなく、いつでもスタンフォード大学に戻ることができたわけです。であれば、たとえ失敗する確率が99%でも、わずかな成功の可能性にかけるのは合理的です。と綴ってある。
精神論ではなく、純粋なお金の計算として、ベンチャーに挑戦したほうが大企業で働くよりも得。そういう社会システムをつくらない限り、本当に優秀な人間はベンチャーに惹かれないでしょう。
●歴史が浅いから歴史を学ぶ?
これも面白い点だった。アメリカは建国から数百年という歴史しか持たないが、それ故に、学校などでは歴史が尊重される。ただ、その歴史観は少し偏ったもののようだ。ちょっとした有名な教授であってもとうとうと、原発が無ければ日本の降伏と無かったと、語るそうです。
●アメリカはアメリカだと思える本。
この本の魅力は米国のエリートは凄いのか?という点ではなく、米国に根付く歴史観や感覚という部分でしょう。勿論、著者は生まれた時から米国に住んでいたわけでない、たった数年間の留学だ。ただ、アメリカは全体的に偏ったり、オカシな主張を持っていたとしても、それを総合すると「まぁ良い国だよね」という事になる点だ。それは一部の天才と、凡人を足して平均すると出る答えなのかもしれない。
ただ、アメリカが良いか悪いかと、日本が良いか悪いかは必ずしもリンクしていない部分もある。アメリカより日本の方が良いのか。日本よりもアメリカの方がいいのか。その点で意見が分かれるだろう。
米国製エリートは本当にすごいのか?
本書の注目点は、米国の大学が凄いのか?ではなく、タイトル通りそこだろう。


