80年代に大ヒットした作品「ロボコップ」をリメイクです。公開された時に黒いロボコップという事で注目を集めましたが、本作は基本的にストーリーや設定は旧版と同じになっていた。ある日、マーフィーがロボットになるという筋ね。で、本作はもの凄く真面目に作られてます。監督自身がアクションではなく、ドキュメンタリー映画出身という事も由来しているかもしれまん。勿論、旧作を見ている方もこれが初めてのロボコップだという人もそれなりには満足できると思います。大満足か?というと、そうでもないのがボクの本音です。
●あらすじ。
2028年未来の世界。世界各国で軍事ロボット化が進むが、アメリカではロボット配備を禁止する「ドレイファス法」が出来ていた。それを推進するデトロイト市。警官アレックス・マーフィーは、潜入捜査中の相手に爆弾を仕掛けられ、その爆発事故によって重症を負ってしまう。軍事のロボットの大手であるオムニ社の最新ロボット技術により「ロボコップ」として新たな命を得る。これはオムニ社がドレイファス法を廃止するための戦略であった。自分がロボットになった事を悩むマーフィーだったが、それとは裏腹に国民的な人気を獲得していく。ロボット、腐敗、汚職、家族、全てが混じり合った物語。●感想。
まずこれは超重要ですが、80年代に比べるとプロット自体に驚きが無い。例えば、80年代であれば警官がロボットになるという事がエポックメイキング的な事だったわけです。でも2014年の今となっては格段にCG技術が進化したわけで、アイアンマンやトランスフォーマーと比較すると、あまりにしょぼい。まず冒頭で戦闘用のロボットが大量に登場するシーンかあるわけですが、それを見せられてしまうと、後々で登場するロボコップのインパクトがないです。面白かったのが、本作のロボコップが中国製だという事ですかね。これは面白かったです。
あまり詳しくは語りませんが、田んぼの中でシャットダウンされるロボコップ。
で、本作はリメイクとしてかなり内面に触れている点が良かったです。
例えば、事故後のシーン。映画で3ヶ月後のマーフィーのシーンが登場して奥さんと踊るシーンがあって「あれマーフィー助かったのか?」と思うと、それは夢だったというシーン。これにぐっと来ます。旧作にあったピーナッツバターのシーンも、本作ではオマージュとして、脳内をいじられている時に「ピーナッツバターの味がする」といった細かい演出が上手いです。自分の夫、そしてお父さんがロボットになってしまった。その葛藤や苦悩が描かれている。これはリメイク版の魅力です。旧作が割と単純なプロットとストーリーだったのに対して、警察の汚職な軍事産業における産業界の腐敗を描いている点は良かった。ただ、本作の注目の的であるロボコップが黒くなった理由が結構いい加減。まぁ普通に見て、ああ面白いよね。とは思うものの、凄く面白かったとは思わない。やっぱりプロット自体が80年代という事も否めないです。奇麗にまとまってますし、演出も上手いですが、やっぱり時代はアイアンマンとかトランスフォーマーなんですよねー。
ある意味で本作はロボコップという男のドキュメンターなんですよ。そう考えれば納得がいく。


