今、カーシェアリングが注目を集めている。先日のカンブリア宮殿で無人駐車場「タイムズ」を運営するパーク24の特集が組まれました。そこでも、タイムズが運営する「タイムズプラス」というカーシェアリングが紹介されましたね。一昔前は車を保有する事がステータスだったわけです。いつかは「クラウン」という台詞も流行りましたけど、今の若者は車離れが久しいと聞きます。確かに。車を買えば「駐車場」「ガソリン」「保険」など色々とお金がかかります。一説によると、車の維持費はタクシー1000回分に等しいらしい。毎日通勤で使う人ならまだしも、週に1回ショッピングセンターにまとめ買いにいく程度であれば、保有する意味は無い。そこで登場するのが、本書のテーマにもなっている「カーシェアリング」なわけです。元々はスイス発祥らしいですが、皆で1台の車をシェアしましょうね。という事です。

例えば、タイムズの場合は身近のタイムズの駐車場に車があって、そこで借ります。大体、月額1000円が基本料金(1000円分は利用料金としても使える)で、15分200円くらいで利用できます6時間利用の場合は、大体3000〜4000円ほどです。勿論、車が手軽に借りられる事も魅力の一つですが、ボクの中で面白いな〜と思った点は様々な車種が用意されている事。国産の軽は勿論、外車まで置いてある。勿論、通常よりも高いんだけど、自分の家にある車よりも新車という理由で、利用するお客さんも多いそうです。

●本書の感想。

で、本書は「カーシェアリング」がテーマなわけですが、はっきり言って浅いです。これだったらネットの記事で十分です。タイムズのサイトの方がよっぽど詳しい。本書にも何度も「ジップカー」というアメリカのカーシェアリング大手の事が書かれてますが、詳しい事は殆ど書かれてません。アメリカと日本を比較して、とか。世界のカーシェアリング事情とか、そういったものは殆どない。これだったら「シェア」という本の方がよっぽど詳しい。オールカラーで写真付きならまだしも、あえて文章でこれを説明する理由は分かりません。この本に1800円だすなら、タイムズプラスに加入した方がいいと思いますよ、、。