まず、ボクは基本的に誰が何を読もうが批判するつもりはありません。

どんな駄本であっても、時と場所、そして人にとっては名著になるからです。本書は、六本木ヒルズの49階にある会員制の図書館「六本木ライブラリー」に来る人は、どんな本を読んでいるのか?というテーマのブックガイドです。Amazonでは酷評されてますが、本書が本当の意味で「会員」の統計を取って綴られたものなのか、著者が強引に選んだものなのかは分からない。

ただ、全編通して見ると、書店の自己啓発コーナーの平積みされているような本が並んでしまっている。別にボクは「考える技術・書く技術」を否定するつもりはありません。「イシューから始めよ」も名著です。でも何か薄い雰囲気は感じますよね。Amazonレビューにも書かれてましたけど、書評の部分がかなり薄いです。ただ一つ注文をつければ、知的階層向けの本なのに、本の内容が読書初心者向けになっている事。どっちつかずな本です。簡単なら簡単。難しいなら難しいで良かったと思います。

本音で言えば、会員の方にいくらかお金を払って書いてもらった方がいいかな?と思います。

それが生の声ってやつでしょう?

ざっと紹介されている本を紹介すると、

・イシューから始めよ。
・考える技術、書く技術。
・企業参謀。
・うっかり一生年収300万円の会社に入ってしまった君へ。
・どんな状況でも成功する法。
・ローマ法王に米を食べさせた男。