本田さんの「レバレッジリーディング」はまさに、名著でした。本は全て読まなくていい、本は投資であるという考え方は衝撃てきでした。リーディングメモを残せとかね。本書はそれから5年。今で言うと8年前ですが、経ってからの読書の方法を紹介したものです。

ボクは最近の自分の中で脱ネットを掲げていて、ネットで記録を残すのは本当にこのブログくらいです。1日にパソコンの前に2時間もいればいい方で(仕事の無いフリーな時間で)、殆ど余裕時間を読書に当てています。確かに、読書メーターとかブクログとか読書を記録する方法はネット上にもありますが、読書のメモの殆どは、ほぼ日手帳ロディア16番に集約しています。

確かに、ネットは便利ではあるものの、ボクが一番重視する事は記憶の定着なわけです。本田さんは記録して検索できる事が有益であると本書で綴っていますが、批判みたいになってしまうけれど、別に記録のストックを作る必要はないと思います。書いて頭の中に定着させる。重要でなければ忘れても構わない。それは前著「レバレッジリーディング」で言っていた事。

TwitterやFacebookに投稿するのも結構ですが、本田さんのように有名な方を除いて、

読みたいっ!

とか、

いい本ですね

とか、

そういった反応が帰ってくる事は皆無です。期待しない方がいいですよ。
だったら手帳でもメモ帳でもいいのではないか?

ボクは世の中はよりアナログ化する事が人類の幸せであって、本当の能力が試されるべきだと思います。万年筆でメモ帳に読書ノートを書く、アナログですが快感です。保管という意味でネットもいいですが、ネットに過度に期待する事は禁物です。ある意味でネットによって人類は大事な物を退化させてしまったのかもしれません。