ここ最近見た作品の中では「アナと雪の女王」を越える衝撃的な作品です。アナ雪は確かに、ありの〜ままの〜が大ヒットしたわけですけど、ボクは「塔の上のラプンツェル」の方が好きですね。確かに、しょこたんが主役の声優で、あっ歌はしょこたんじゃないのね、、。といった驚きもありましたけど、とにかくストーリーが衝撃的です。すごいです。奇麗にまとまってますが、あまりにも奇麗すぎます。

●あらすじ。

あらゆる病気を直す魔法の花があった。病にかかった女王を助けるために国中を兵士が捜索していた。その花を最初に発見した魔女は、何百年という寿命を手にしていた。しかし、それが見つからないように隠していたが、ひょんな事から花を奪われてしまう。永遠の若さを手に入れたい、そう思った魔女は花の効果を持った女王の娘を誘拐してしまう。魔女の子として18年間育てられ、魔女からの一切の外出を禁止されていた。しかし、毎年、自分の誕生日にお城から上がる灯籠の光を生で見たい。そう思ったラプンツェルは、魔女に外出を願い出る。そして、魔女の外出中に始まる大冒険の幕開け、、。

●感想。

まず、本作の特徴の一つとして、長ーーーい髪の毛。髪の毛に花の効果があって、永遠の若さを手に入れたい魔女は髪の毛を切る事を禁止していた。もし切ってしまえば、その効果は無くなってしまう。(後で話しますが、ストーリー的に重要なファクター)。それは筋が通ってます。観客には冒頭で「魔女はラプンツェルを誘拐した魔女ですよ」という事が通達されるわけですが、劇中のラプンツェルは魔女の事を「お母様」と呼んで、もの凄く慕っているわけです。

何の疑いもない。でも物語が進むにつれて、本当の両親は別にいるのではないか?と思い始めるわけです。これは、主人公が初めて出会う男性「フリン」が関係してくるわけですが、物語終盤に魔女はラプンツェルをそそのかした、フリンをナイスで刺してしまう。このままでは助からない、ラプンツェルは力を使ってキズを治療しようとするわけですか、それを制止しようとする魔女を見て、その全てからラプンツェルを助けてあげたい。

そう思って、ラプンツェルの長い髪をバッさと切ってしまう。

髪はみるみるうちに茶色に変色し、その効力を失ってしまった。そして魔女はみるみるうちに老婆になり、塔から落ちて死んでしまう。そしてラスト、自分の本当の両親である国王と女王と再開するわけです。それでハッピーエンド。皆、楽しく暮らしましたとさ、じゃんじゃんです。

でもよく考えてみてくださいよ。仮に魔女がラプンツェルを誘拐したとしても、18年間も育ててくれたある意味で義理の母親なわけですよ。作中では「お母様」と慕っているわけです。それが死んで、本当の本当の両親と再開して、ハッピーエンド。しかし、フリンとは婚約もしている。めっちゃ怖い作品ですよ。確かに、奇麗に終わってますけど、ある意味で髪が切られた事よりも、魔女が死んだ事の方がショックじゃないですか。フリンは、「その髪の色も素敵だよ」的な事を言ってますが、いゃそこじゃないと。本当にこんな事が起こったら、PTSD的なものになってもおかしくない。実の両親と合っても、「あっあっあなたが両親なんですか、、」という感じが普通です。でも、合って早々抱き合って愛を確かめ合う。物心付く前から合った事の無い両親に対して、それは有りか?と、、。

両親と再開してフリンと結婚、幸せに暮らし、世界は平和になりました。

もの凄くディズニー的な終わり方です。これはこれで有りなのでしょうが、あまりにも奇麗に終わり過ぎていた。個人的には、あのタイミングでフリンが死んで、ラプンツェルが魔女を殺したらもっと名作だったと思いますが皆さん、どうでしょう?アナ雪はあれはあれでラストの筋が通ってましたよね。