名作と言われる映画は数多くあります。それこそ文学的に感動する作品から、歴史的なものやアクション作品まで幅は広いです。でも何度も見る映画というと数は大幅に限られてきます。もう何度見ただろう?本作「オーシャンズ11」はそんな作品の一つです。作品の評価と言う点では賛否がありますが、間違いなく娯楽作品である事は間違いないと思います。ジョージクルーニーを筆頭に、ブラピ、マットデイモン、ジュリアロバーツなど1人で1作品作れるほどの豪華な役者陣。本編以前に本作はその点で勝ってます。
●あらすじ。
ダニエル・オーシャン(ジョージクルーニー)は刑務所から出所した。保護観察中の身ながら、親友であるラスティ・ライアン(ブラッド・ピット)に新しい計画を打ち明ける。それはラスベガス最大のカジノの金庫にある現金1億ドルを盗み出す壮大な計画だった。ダニーとラスティは計画を実行に移すために11人の仲間を集める事になった。爆薬、IT、交渉、それぞれのエキスパートが一致団結する。そこに関わる、ダニーの元妻であるテスとの関係とは?●感想。
普通に考えれば全員に正式な出演料を払うだけで天文学的な数字になるわけですが、ジョージクルーニーの力によって格安のギャラで出演する事に合意したそうです。Wikipedia情報では、マットデイモンだけは別枠で正式なギャラが振り込まれたとか、そうでないとか、、。こういう作品って基本的に外れじゃないですか。例えば、最近ではエクスペンダブルとかアベンジャーズとか、まぁアメリカ人はそういうの好きなんだうろけど、日本人はあまり好きではない。でも本作は割と脚本もしっかりしてます。まず目標が明確に設定(カジノからお金を盗む)されている事で、客は安心して見る事ができる。決して、派手なアクションは一切ない。唯一の見せ場が中国人のイエンが金庫からジャンプするシーンとラスベガス全体が停電するシーン。あっマットデイモンがぽかするシーンもそうかな。練られた計画を元に粛々と実行させられていく計画。でもそこは一流俳優揃いですから、上手いんですよね。初めて見た人は驚きますが、金庫からお金を運び出す手順です。えっどうなるの?えっそういう事かっ!という驚き。ブラピが絶えず何かしらのを口に含んでいる事が本シリーズのポイントでもありますが、豪華役者陣を余す事なく使っている事は評価できます。ラストがああなって12に繋がっていくわけですけど。ダニーが最後に忘れてきたものは何か?それは本作のクライマックスで、、。