モブログと聞くと、殆どの人は「えっ何それ?」と思うのではないでしょうか。簡単に説明すれば、スマホを使ってブログを更新する事を差す言葉です。一昔前もケータイ(※あえてこういう表記を使う)を使って記事を更新する事は可能でしたが、スマホの登場によってパソコンと遜色ないレベルの記事を投稿する事が可能になりました。そのモブログの女王として君臨するのが、本書の著者である「あかめさん」です。本書では、実際にブログを始めたきっかけから始まり、実際にモブログでブログを更新するツールや方法が紹介されています。

で、今回は書評ではなく、ボク個人がブロガーとして本書を読んで思った事を綴ってみます。

まず率直に「俺、ブログ楽しめてる?」という強い思いがありました。なんだかんで、アメブロ時代も含めてブログを5〜6年くらいのブログ歴ですが、初めてブログを更新した時のドキドキ感、ワクワク感を保てているか?と自分に問いかけたい。1人でもアクセスがあった時の「あーーっ1人に読まれてるすげぇっ!」という感覚。ある意味で本書は初心者向けでありながら、逆にブログ上級者こそ改めて読み返す必要があると思います。まずボクがブログを始めたきっかけは、「備忘録」でした。つまりは、読んだ感想を書き留めて記録する、ある種の公開メモだったわけです。でもしだいにアクセスが増えたり、少しの収入がある事で「ブログ=読んでもらうため」に書く事に重点が置かれていた気がします。

本書の内容とは反比例しますが、ボクは別にブログで人脈を作る事が全てだとは思いません。
1人で寡黙に更新する事も一つの方法だと思います。オフ会に参加する事が全てじゃない。

で、本書を読んで「あかめさんすげーーっ!」と思った事は二つあって、

1.スマホで殆どの作業が完了している事。(これは本書の主題)。
2.ブログを心の底から楽しんでいる事。

です。

1に関しては省略します。本書を手に取ってご覧ください。(笑)

この本にも書かれている「自分のブログを好きと言えるか?」という問い。ボクも「一番見るブログは何ですか?問われれば=自分のブログ」と答えますが、その上で「ブログを心の底から楽しんでいるか?」と問われると、うーんと少し首を傾げてしまう。書評は、楽しいは楽しい、でも「テレビ」「ゲーム」「実際に読む行為」と比較すると、結構大変です。まずどこか切って(例えば、この本のように)どこを強調するか。どんな文体で攻めるのか。どんな感想を載せるのか。という行為がめっちゃ難しい。毎日、あ〜今日も上手く書けなかった、、しょぼ〜んという事が日常的にある。でも本来の備忘録という視点で見ると、好きな事を書いても許されるのではないか?という、心の余裕が生まれてくるわけです。好きな本を乱読して、ちょっと適当だけど好きな事を書いたって良い。

上手い文書を書くよりも、好きな気持ちを文字に変換しろっ!

好きが滲み出るからこそ、周りから人が集まってくるのだ、そう思いました。
もっとモブログについて語れば良かったね。ごめん。(笑)