【初回生産限定スペシャル・パッケージ】オーシャンズ11 [Blu-ray]



TBSで再放送してましたが、テレビでは観られなかったので、TSUTAYAで借りてきました。ブラット・ピット、ジョージ・クルーニー、マッド・デイモンなどハリウッド界を代表する名優立ちがカジノ泥棒に望むという王道のストーリー展開です。最近のハリウッド系は文学的な作品も多いですが、これは完全に娯楽大作で、見た後に爽快感が得られます。



●あらすじ。



ダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)は4年間の刑務所暮らしから釈放され自由の身になった。彼は投獄中からある計画を練っていてた。それはラスベガスのカジノから1億6000万ドルを強奪するという壮大な計画だった。友人であるラスティ・ライアン(ブラッド・ピット)にその事を話し、オーシャンはメンバー集めに奔走する。そして、爆弾のプロ、盗みプロ、情報収集のプロなど、オーシャンを含め11人のメンバーと共に、カジノの金庫強奪に着手する。そこには、オーシャンの元奥さんも絡み、恋、スリル、策略な展開が進む。



●シリアスな展開中に笑いが含まれてて、いい感じ。



これがハリウッドの醍醐味ですね。社会的な思想も派手なアクションもありませんが、随所に盛り込まれる笑い。計画から実行までがコミカルに描かれています。今でこそ「ボーン」シリーズでシリアスな役が定着したマッド・デイモンですが、本作では11人の1人として、できそこないの役を演じてまいす。24ではないですが、強奪結構日からの盗むまでのハラハラとドキドキ感は良いですね。結局、ハリウッド大作のセオリーとして失敗しない事は分かっているんですがね。



●盗めるルパン、盗めないルパン。



ある意味で今作はハリウッドのルパン三世です。ルパンの実写版が話題になってますけど、オーシャンズ11をルパン三世の実写版といっても良いくらいです。無いのは銭形警部くらいです。おーい、待てーオーシャンっ!という場面があれば、100%ルパンです。(笑)こちらは盗めるルパンでは、あちらは盗めないルパンです。



●ブラット・ピットはずっと何かを食べている。



本作で気になった点は、ブラピがずっと何かを食べているシーンが多かった事です。作品的な意味合いとか、キャラクター設定なのか分かりませんが、それが作品として印象的でした。



●中国雑技団の奴居なかったら伊成功しなかった。



ハリウッド大作でストーリー的にも配役的にも凄いのですが、ただ一つ言えばオーシャンが綿密に練った計画の中には不備があったという事です。正確に言うと、中国雑技団の男がメンバーに加わるわけですが、そいつが居なかったら完全に計画は成立しなかったという事です。たぶん、1億6000万ドルの半分のくらいを上げてもいいと思いますね。たぶん、計画が成功してハッピーエンドでも良かったと思いますが、最後にあのシーンを入れた事で計画に現実性が生まれています。



ただ、全部差し引いて娯楽大作としての完成度は高いです。

機会があったらお近くのビデオレンタル店に行ってみてください。