Yahooにこんな記事がアップされていた。



・若者がテレビを見ないのはコミュニケーションの問題?(西森 路代) - 個人 - Yahoo!ニュース



まぁ賛否両論あるし、ボクとしても言いたい事は色々とあるが、今回は批判には回らない。で、何が言いたいか?というと、今の世代は大変だなーっていう事です。記事を書いた西森路代さんによれば、今の時代は「 テレビはそれ自体がコミュニケーションツールとして機能しない」と言う事らしい。それって超大変じゃない?という事を思うわけです。一昔前、それこそテレビ番組のネタで盛り上がる事ができた。「ねぇねぇ昨日のめちゃイケみた?超面白かったよねー」といった感じだろうか。



それがテレビを見ない層が増えると共通の話題が減るという事を西森さんは指摘している。



●テレビを見ない若者はどこに消えたのか?



という事が大切なわけです。今の時代はもの凄く細分化している時代です。例えば、YouTubeにしてもニコニコ動画にしても無数にコンテンツがあるわけで、テレビと比較すれば「好きなコンテンツを好きな時間」に見る事できるのが魅力なわけです。でもそれって大変だなーって思います。だって学校に行って「昨日、ニコ生でこんな番組やっててさ、めっちゃ面白かったよ」といった所で殆どの人が視聴してないわけです。アニメにしても、昔であればテレビ東京の6時〜7時のアニメを殆どの子供が見ていた。つまり、テレビとの差はここです。



●テレビの衰退でコミニュケーションは増えるのか減るのか?



という事が大切なわけです。CDバブル全盛の頃は殆どの人が小室哲哉氏の楽曲を聴いていたわけで、共通の話題があった。ただ、今は音楽でも新譜を聴く派と旧譜を聴く世代でカルチャーは全然違う。「AKB48」と「ももいろクローバーZ」ではファン層が全然違う。テレビの衰退はある意味でコミニュケーションを希薄化さてせいる事は事実だと思います。ある意味でテレビ番組が入り口となってくれた。しかし、テレビが衰退し、共通の話題が減ると、共通の話題を共有する同士で自然と固まるようになる。大事なのはコミニュケーションが減る事ではなく、コミニュケーションの硬直化ではないかと思ったりします。



それはネット界ではもはや市民権を獲得した「オフ会」だったりするわけです。

好きな事を共有する同士で集まる。ある意味で宗教に似ている。ある主体に崇拝する同士が集まり、交流を深める。そうだ、「宗教コミニュケーション」といってもいいです。



テレビが本当に共通の話題だったのかは疑問も残りますが、やはり人と人との間で共通の話題が出来る事の意義は大きい。ただ、今のテレビ離れが進んでいる背景は「 テレビはそれ自体がコミュニケーションツールとして機能しない」ではないと思います。めちゃイケにしてもガリタ食堂だったり、番宣番組の増加に嫌気が差したのでしょう。「あまちゃん」「半沢直樹」のようにおもしろければテレビだって自然と見るでしょう。