どうも、久々のブログ論のコーナーです。このブログは基本的に「書評」「映画評」「商品レビュー」「コンビニグルメ」を中心としたブログです。最近はあまり書かなくなりましたが、昔はコラム系の記事を書いてました。読者の中にはコラム系を中心としたブログを書いている人もいるかもしれませんね。ただ、はっきり言いますが、コラム系をブログの主体にすると、かなり厳しいです。



厳しいという言い方を変換するなら、「儲かりません」。



コラム系の女王として君臨するのは、ちきりん氏ですが、ちきりんさんも正直に言うとタイミングが良かっただけで今同じ事をして同じ内容を書いても成功できる保証はありません。



●1.Googleはコラムが面白いかどうか判断ではない。〜技術的な問題〜



という問題があるわけです。例えば、面白いコラムが検索結果で上位に表示されるなら書いてもいいですが、基本的にGoogleはページのリンク数(今は複雑ですが、もの凄く単純に説明すると沢山リンクされているページは良いページ)というルールに基づいて順位付けされてます。つまり、面白いコラムを書こうが、それ自体でGoogleから高評価されるわけではない。



●2.造語は検索されない



これも致命的ですね。例えば、昔ボクは「コンプガチャは禁止で、何故、チョコボールの金のエンゼルは禁止じゃないのか?」という記事を書きました。一応、反応は上々ではてなブックマーク等でも話題になりましたが、持続的にアクセスがあるか?というと殆どないんですよね。よく考えてみてください。「コンプガチャ 金のエンゼル」で何人が来ると思いますか?コラム系の問題はここなんてすよね。やはりコラムは独創力は全てなわけですが、独創的であればあるほど検索ではヒットしません。



●3.全部読んで初めて評価される。



これも問題ですね。例えば、iPhoneの開封記事であれば、写真を見るだけで大体の内容は掴めますが、文章系は全て読んでもらって初めて評価されるわけです。これは書評においても難しい部分です。たぶん、この記事も全て読まれて初めて評価されるんだと思います。



●4.ちきりんさんはタイミングが良かった。



ちきりんさんは今でこそ天才ブロガーであると思いますが、たぶんタイミングが良かったんですしょうね。ボクもそうですが、はてなブックマークに影響力があった。トップに表示されれば2万とか3万アクセスとかあって、今は2013年のリニューアルで数千アクセス程度に減ったんですよね。ちきんりさんは成功を掴むまで3年〜4年かかったってTwitterで言ってましたけど、やはりコラム系はクチコミが頼りなわけです。はてなブックマークの力が薄れた今、コラム系は結構厳しいですよ。



●5.殆どの人はコラムなんて求めてない。



やっぱり新聞もそうですが、偏見かもしれないけど、殆どの人は一面とテレビ欄くらいしか見ないわけです。コラムを書くのは自由ですよ。ただ、朝日新聞で言う「天声人語」を全員が見るか?というと、見ないわけで、素人のコラムが読まれるわけがない。コラムを書いてアクセスが無いのは内容以前に、需要が無い点です。もしお金が欲しいのであれば、iPhoneのアプリとか家電の開封レビューを書いた方が儲かります。



それでもコラムが書きたい人は、毎日書いて少しずつアクセス数を増やしていく。2年〜3年くらい書き続ければそれなりのアクセス数を稼ぐ事も不可能じゃない。ただ、一つ言うとコラム系は売るものが無いので広告は期待できないですよ。ブログのコラムで飯が喰える時代が来るといいんですけどねぇー。(笑)