基本的にボクはドラえもんが全アニメの中でトップ3に入るくらい好きです。こんな年になっても毎週テレビ版のドラえもんを見ている人なので、、。で、本書はドラえもんを題材にした本という事で、ほぼジャケ買いならぬ、タイトル買いしてしまった。ドラえもん好きで無くても、のび太としずかちゃんは結婚するとい未来は知っているし、もっとマニアックな話をすれば、元々はジャイアンの妹であるジャイ子と結婚して、悲惨な人生を歩むそれを回避するために、のび太の孫の孫であるセワシが送り込んだのがドラえもん(ジャイ子には悪い話だが、、)という設定になっている。



●ドラえもんを使って何かを語るという事。



で、本作を簡単に要約するのであれば「ドラえもんを使って何か語りたかったんだろうね」という事でしょう。確かに、前半部分における「しずかちゃんはのび太は結婚する事で、勝ち組から負け組転落する」といった話は面白いと思ったけど、後半に至っては、ドラえもんネイティブは何年生まれ世代なのか?という事が綴ってある。正直、どうでも良いと思った。セカイ系や男女雇用機会均等法やドラえもんは何故、社会問題にならないのか?といった様々な現象をテーマに文章が書かれているが、どうも無理矢理感が否めない。



●のび太としずかちゃんのなれそめ。



本書には触れられてないけど、補足しておくと、のび太としずかちゃんが結婚する事は既定路線だと思われているけど、実は、「雪山のラブロマンス」という回でのび太が遭難してしずかちゃんを助けに行く回があります。結局、のび太はしずかちゃんに良い所を見せられないわけですが、「1人じゃ不安で見てられない」という理由結婚で結婚に至ったわけです。一応のなれそめはある。本書で触れられていないのか残念です。



まぁ感想は千差万別なので、こういう評論系の本が好きなら買っていいと思います。



●著者はドラえもんが好きなのだろうか?



ただ、本書を読んで一番強く思った事は「この人はドラえもんが好きなのだろうか?」という一点です。何十冊というF先生の関連本やドラえもんの書籍が参考文献として巻末に乗っているけど、あれだけ読んでこれだけ?という感想は否めない。特に、あとがきが凄い事になってます。これは何かを意図しているとしか思えません。一部引用します。
ぼくは、「ドラえもん」が大好きです。なぜなら、おもしろいからです。小学生だったときに、「小学3年生」や「小学4年生」で読んでから、ずっと大好きでした。(中略)いちばん好きなのは、絶対にドラえもんです。「ドラえもん」は、ひみつ道具も楽しいけど、やっぱり、ドラえもんのものがおかしいのです。とくに顔がおかしくて、いつも笑ってしまいます。(中略)そんなおかしい顔のドラえもんが、ぼくは、大好きです。
本当に著者はドラえもんが好きなのでしょうか。