コンルタントと聞くと「外資系」「頭が良い」というイメージを我々は持ちます。就職活動中の学生からすれば「1年働けば普通の会社の3倍の成果でる」というイメージが強いでしょう。実際、コンサルタントの仕事は依頼主の会社が数年かけても解決しなかった問題を、数週間で解決する事にあります。1年で3年分の成果でるのは、単純に3倍の仕事をしているから。とも言えます。



本書はずばり、そんなコンサルタントである著者が効率的に情報を「インプット&アウトプット」する方法が綴られています。ボクの感想ですが、この本に書かれている事を「読書」と捉えるのか?は疑問です。著書の中で「本は1500円の紙束だと思えばいい」という事が書かれてますが、楽しんで読書をするというよりも、情報をいかに吸収していかに成果を出すか、まさにタイトルにある「戦略的読書のススメ」です。



・難しい本を必ずしも読む必要は無い。簡単な本を10冊読んだ方がいい。

・本を全て読む必要はない。

・自分の目的と合わなかったら読書を止める。

・インプットと同時にアウトプットをする。

・万人におすすめの本はない。

・著者が10年かかって得た事を全て得られるとは限らない。1冊から1つでも得られる事があったら得と考える。

・本を最初から読む必要はない。



ただ、面白かったのが「情報」という視点で見れば「Kindle」でも十分な気もしますが、著者は本屋に行って実際に本を手に取る事を薦めています。目次や実際にページをめくる事が大切だと。決して驚きの読書術が書かれているわけではありませんが、読書をアウトプットの道具として考えれば納得できます。250円だったら買って損は無いと思います。食事中や移動中で読み終わりますし、、。