劇場版の名探偵コナンでは蘭と新一の恋模様が定番なわけです。例えば、時計仕掛けの摩天楼であったり、天国へのカウントダウンにおけるコナンと蘭のビルからのジャンプだったりするわけです。で、本作はなんと蘭が記憶喪失になってしまうという展開。コナンの名前も新一の名前も知らない、ただ1枚トロピカルランドでの2人の思いでを除いては、、。



●あらすじ。



雨日、待ち合わせをしていたコナンと少年探偵団たち。そんな時、電話ボックスで男が射殺される現場を目撃する。急行するコナン、しかし犯人の姿はない。刑事は死ぬ直前にダイイングメッセージとして自分の胸を掴んでいた。その後も続く、警察関係者の死。過去の事件、そして犯人の狙いとは?ホテルで開催された白鳥警部の妹の結婚式。その会場で佐藤刑事が犯人に撃たれてしまう。同じ場所に居た蘭。佐藤刑事が撃たれたショックを受けて、記憶喪失になってしまう。蘭の記憶、そして犯人とは?



●感想。



たぶん、コナン劇場版シリーズの中で一番、蘭と新一が接触した作品ですよね。初期のコナン映画はアクションをする事よりも謎解きに重点が置かれてます。本作も同様で、最後の最後まで犯人が誰だか分からない。要所要所で登場人物に対して、犯人の要素をちりばめて行く。最後の最後で明かされる犯人に「えーっっっ!」という驚き。



冒頭のトロピカルランドでの噴水のシーンが最後のシーンに繋がる。伏線が行き届いてますな。灰原哀が言った「記憶が戻らなければいいのに、、」という発言は的を得ていると共に複雑な心境ですよね。物語終盤でのトロピカルランドでの犯人と2人の逃走劇は見物です。そして、最後の最後で語られる愛のメッセージ。正直、この年になると顔を真っ赤にして「恥ずかしいっっ!」と思ってしまいました。ちよっとだけ早送りしたくなる。ボードで逃げる2人(どこでそんな物を習ったんだ)と聞く蘭に対して(ハワイでオヤジに)という台詞は、コナンの定番の台詞。(ハワイでオヤジに習いすぎだよっ!)という指摘は置いておく。



蘭役の山崎和佳奈さんは記憶喪失の演技にかなり悩んだそうですが、見事に演じられています。



時計仕掛けの摩天楼でのラストシーンであったり、今まではコナンが蘭を守る側でしたが、本作では蘭がコナンが守る作品でもあるわけです。特に、最後のシーン。



最後の最後までわっくわっくでどっきどっき。

犯人探しは勿論、その恋愛模様であったり、アクションは見物です。



ストーリーが素敵な作品です。