ブログで何かしらの文章を発表していく方なら、是非とも読んでおきたい1冊です。

著者はブックライター(簡単に説明すればゴーストライター)ですが、本書で問われている事は上手い文章を書く方法でありません。文章を人に見せる時の覚悟です。「文章の怖さって知ってますか?」で始まる冒頭。最近ではメールでやりとりをする事も増えましたが、リアルで合う事との違いは、やはり五感に訴えかけない点です。リアルなら身振り手振りや表情で伝える事できますが、メールはその文面の文字が全て。例えば、メールで相手を怒らせてしまったという経験はサラリーマンであれば1度ならずあるでしょう。



「文章を書く事は怖い」少しでも文章に興味があれば誰もが陥る事です。その上で著者は文章を読んでもらう事へのハードルの高さを指摘します。まず殆どの文書は読まれません。ブログでも共通ですが、村上春樹ですら全国民で読んでないのに凡人の文章が読まれるはずもない。そのために、ブログ論ではよく「短く書け」と言われているわけです。何のために書くのか、そして、自分が理解している事を確認する必要があります。



本書の凄さは読んだ後に「さぁ〜書くぞ」といった意欲が出るのではなく、「ああ〜俺の文章ってなんてダメなんだろう」と後悔する事です。一気に文章が怖くなります。ただ、それが前進の一歩である事は間違いないとも思います。
人は簡単に文章を読んではくれない、という事実です。いい情報がたくさんある。だから、それを、キャッチコピーにつながる文章にして構成する。でも、それでは読者は読んでくれないのです。どんなにいい情報が入っていてもです。
ブログで公開する事は一見無責任であっても、責任も伴います。読まれないのには原因がある。そももそ読まれない事を前提に書くべきです。文章怖い、これを読むともの凄く自分の文章が情けなくなります。ただ、それを知るか知らずかの差は多きですよね。是非、文章を書いていら手に取りたい本です。